2012-05-21
 Garage EDEN Blog


「HEAVY」




数日書けなかったね。

生きてます!!!!

・・・ちょっと書かないと、「生きてますか?」「死んでますか?」って問合せを
頂きます。ありがたいお話だけどねぇ。

まぁなんとかって感じでやっております。

先週の平日は展示会をやっとって、んで週末の金曜日は展示会中に出来ない事務仕事
なんかを一気にやっつけてたりして迎えた土曜日は朝からずっとずっと来客して頂い
て結局終わったのは日付をあっさり跨いで深夜の1時過ぎって感じでした。

それからっていうと俺は準備をしたりして一路実家へ向かいました。
夜中の2時に出て高速をひた走り・・・福井越えのTOP SPEEDで250kmを休憩なし
の一気走り。
何時に着いたってのはあえてここでは書きません。
ちょっと自分でもビックリでしたね。

出発の時にホットの缶コーヒーと一緒に買ったのはいつも通りのアイスクリーム。
左手にアイスとハンドル、手前にコーヒー、んで右手で煙草っていういつものスタイル。
これがサーカム的な深夜の行動です。

さてさて、正直言うと展示会ってのはとっても大切。
これもまた正直なお話でこの会をしてその新作をFAMILY SHOP様に見てもらって
ジャッジして頂き、発注オーダーを頂くってのは俺の仕事。
何度か書いているけどこの展示会は春夏秋冬の年4回。
たったの4回。

これが俺んたの収入源が決まる大切な会なんだわ。

でね、そんな大切な会の間の日の日曜日。
本当は体も目一杯に疲れているし、出来る限りのことがあるから本当ならその週末
だって貴重な時間なんだけど、今回はどうしても外せない用事があったんだ。

「祖母の一周忌」

今日は金環日食(みんなも見た?俺は見たぜ!)今日が祖母の命日だった。

亡き人を想うことはいつだって出来る。
ただ、それでも人は忘れていく。
俺なんて相当なアホォだからすぐに忘れちゃう。
大切な日を手帖に全部メモしてあるのにいつもそのページを見ることを忘れてしまう
程のバカなんだわ。

それでもなんだかね。

1年って時間が経ったのはまだ実感がない。
大好きなおばぁちゃんだった。

何人も親族や親類、そして祖母の友人が来てくれていた。

ヒトコトじゃ書けない。
本当に素晴らしい人だった。
俺に同じDNAが流れているなんてちょっと思えないくらいだ。

悪口も、愚痴もなにひとつこぼさなかった。
いつだって誰より先に起きて畑を耕してたね。

そしていつだってこんな俺の味方で居てくれた。

90歳を越えるまで生きてくれた。
それは俺はすごくうれしかった。
最後は俺のことも分からなくなっちゃったけどさ。
それでもうれしかったんだよ。

うちはちょっと複雑な環境でね、俺の家にはおばぁちゃんが3人居た。

戦争ってのが原因だったりするらしかった。
今ではようやく理解出来るようになったんだけど、ちいさな頃は当たり前
だと思っていた。祖母が実家に3人。あと母上の実家の祖母を入れると4人が
俺のおばぁちゃん。
もちろんね、血が繋がっていたのは2人。父方と母方のおばぁちゃん。

でも、俺にはみんな同じ「おばぁちゃん」だったんだよ。

俺にとってはそうであっても昔の人達だったし、年功序列だなんだとか
大人の事情っていうのかい?俺には未だによく分からんのだけれど、そこには
すごくいろんな苦労もあったみたいだ。

血は繋がっていたいわゆる世間的では本当のおばぁちゃんだったんだけど、
戦争と病気もあって本当のおじいちゃんは俺は知らない。
うちの父上もほとんど逢ったことがないって言っとった。

戦争が終わって、まだ「男」が女の人の「上」に立つ時代だったから、本当の
おばぁちゃんはうちの中では跡取りのお嫁さんなのに力が弱かったらしいんだ。

そういう話はチラッと父上が酔っ払った時に聴いたことがある。
おばぁちゃんは自分からは話さなかった。

あと父上にも兄弟が居たみたいだけど、みんな亡くなってしまったらしい。
だからおばぁちゃんにとっては自分の子供を沢山亡くした。
俺の父上だけがかろうじて生残った。

そのことだけは何度もおばぁちゃんから聞かされた。
まだ満州に居た頃だって。
命からがら逃げ帰って来たこと。
その最中に子供たちが亡くなったこと。
生きて連れ帰れなかったこと。

きっとオオカミに食べられてしまったと何度も言った。
その度におばぁちゃんは泣いていた。

俺は「縁」って言葉が大好きだ。

響きもいい。

「エン」と呼ぶと「円」=輪っか、みたいでいい。

「えにし」って読んでもなんだかカッコいい。

不思議だよ。
おばぁちゃんが居ないと、俺はここに居ない。
どこでなにかが違っていても俺は存在すらしていないんだわ。
そういうのってとても、とても不思議で神秘的。

だからってわけじゃないし、俺にとってはさっきも書いた通りどの祖母も
同じ大切な祖母なんだけどさ。

亡くなった人を愛おしく想う日が一日くらいあったっていいと思った。

だから行って来た。

当たり前かもしれないことだけど。




さてさて、写真を撮りました。
そんなわけで弾丸で長野まで往復して帰って来たのはまた夜中で今日は朝イチ
から日食を見て(ベルセルク的には日蝕か!?)、んで今日もあれこれやりつつ
午前中にはこの写真を撮った!

ようやく店のことも頭の比重を増やしている。
もっともっとしっかり紹介したいから、その為の動きを考えている。

今日はまずは簡単なスタイリングの写真です。
さらっと見てね。

撮ったアイテムは大体(一部RODEOとかまだだけど)WEB SHOPへも掲載して
います。

1202-37をメインにした「夏ジャケット」スタイルや「ガラが悪い柄シャツ」
を来た1201-21を使ったアレンジなどをしています。

WEB SHOPは相変わらずだし、これからもサーカム商品はカートに入れられない
けど、電話やメールで問い合わせて頂ければそこから通販も出来ます。
面倒だけど、ごめんなさい。
コレも大切な「スタイル」なんです。

さてさて、今日も遊びに来てくれてありがとう。
イレギュラーですが明日は展示会の為お店はお休みです。
ご迷惑をお掛け致しますがよろしくです。
金曜日からは一気に元に戻りますので、ぜひとも遊びに来て下さい。

そう「遊びに」来てくれたらうれしいなぁっといつも待っております。

展示会中も通販は稼働しているのでなにかあればお気軽にどうぞ!

では写真。

見てね。




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THANKYOU for all my Sweet FAMILY and we are ONE FAMILY.

writing & photograph by JOHNNY BROWN

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