2013-01-20
 Garage EDEN Blog


「2116」






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2116 16,800 yen(tax in)

COLOR./  INDIGO , BLACK-BK

SIZE./  25,26,27,28,29,30,31


14ozのヘヴィDENIM シンプルなONE WASHの天日干しの堅仕上。

穿き込んだ後に最高の色を現してくれるインディゴブルーと縦のブラック糸にさらに
横糸までもブラックの糸を使用した特殊なブラックonブラック。

後日書くけど、裾から数センチの部分にはカンヌキ止めがしてあります。
自分だけのスタイルだからこれも特殊だったりする。

Thee Old Circusの根っこの部分。
それがこのデニムだと思っている。
初めからずっとそうだし、今もそう。
これとMELODYっていうシャツ。

この2つが俺にとっての、ブランドにとっての核の部分と言って良いと思う。

流行だとかなんだとかいろいろとある。
俺にももちろん自分なりの流れとか「今」という部分への気分だったりとかもある。
それでも揺らぐことなく根底として脈々と自分の体の奥の方まで流れる血のような
存在がコレです。

とにかく徹底的に細くてタイトなスタイル。
そして時代遅れのブーツカットのスタイル。
好きだと思って初めて穿いたカタチ。

偶然だかなんだかさ、ずっとそれが好きなままだ。
心からそう言えるから俺はブーツカットを穿き続けているし、作り続けている。
正直に言えば時々は今までにもストレートを作って欲しいっていうリクエストもあった。
でも、俺はもう15年以上フレアしたモノ、ブーツカットしか穿いていない。
それがただ、ただ好きで穿いてきた。
自分が好きだと思えないモノを作ることは嘘になる。

ストレートのパンツを否定することは絶対にない。
自分が穿かないだけだし、その良さを今は感じれないから。
感じれないなら自分が作ることは出来ない。

どのモノに対しても同じ気持ちでいたい。

だから、作れない。

ブランドってカタチでなにかモノを作り始めてからはどうやらなかなか時間は経ったみたい。
時系列に自分を置くことが苦手だからあんまり憶えていないけど。
その間の時間、常に少しづつ少しずつ手を加えたり、引いたり、試したりして辿り着いた
「今」の答えはやっぱりコレだった。
本当の意味で自分の脚形と言っていいと思う。
極論は昨日も書いた通り自分にとってということにはなってしまうんだけど、脚形です。

極めてタイトなこのシルエットはまさしく自分が思う究極のスタンダードスタイルです。
このパンツとMELODYのシャツが上下のウェアの全てのベースになっています。
あとはエンジニアブーツ。

趣味が狭いなって改めて思う。
15年も同じような格好をし続けている。
ブレていないと言えば聞こえはいいかもしれないけど、趣味が狭いだけかもよ。
笑っちゃうね。

でも、毎日眺めていても毎日「カッコいい」と心底思えるんだ。
だから俺にとっての今はいつもこれでいい。

穿いた感じはこんな感じ。

INDIGOは私物のINDIGOで26inchです。
BLACK-BKはあえて2サイズアップの28inch。





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極端に高い膝の位置と自分なりに思う究極のフレア加減。
エンジニアブーツはこの為に作られている。

最初のフィッティングでは俺個人的には一番上のボタンが留まらないくらいの
サイズ感で着用を始めます。
馴染ませて次第に自分だけのモノへと昇華させていく。
育てる。
そんなコトバがとても良く似合うと思うんだ。

自分だけの色落ちを楽しみながら長い時間を一緒に過ごす。
そういった中で特別な愛着もわいてくると思うんだ。
モノと自然なカタチで付き合うとはそういうことだと信じています。

かけがえのないモノになってくれたならうれしいと。
どのアイテムに対しても思うのだけど、コレはまたちょっとだけ、ほんの少しだけ
また違った深い意味でそう思ってくれたらうれしいなと思うんです。
コレがなかったらきっと今までブランドを続けてこれたとは思えないから。
ずっとずっと自分を支え、救ってくれたのもこのモノだったりするからさ。

誰かにとっても特別であって欲しいけど、きっと俺が一番そう思っていると思うから。

ありがとう。

そんな気持ちも持っています。
だからこそ、まだまだ追い求めるモノへとさらに深化するといいなってね。

「アンパルフェ」=「不完全」

モノはやっぱり着て、穿いて、履いてナンボだと俺は思っている。
少なくとも俺が作るモノなんて額に入れてもらうようなシロモノじゃない。
そうじゃない。

ボロボロまで。
最後は欠片さえも残らないような。
そんな愛し方をしてもらえたらそれは作り手にとってこの上ない喜びだと思うから。

だからね、モノはモノだけでは不完全だと思うんだ。

人がいてモノがある。

モノがあり、人が着る。

「不完全さ」

そういう究極のある種の矛盾の中に最高のトキメキがあるって信じています。

さて、どうかな?

少しは熱い想いが伝わってくれたらうれしいです。

何気なく、シンプルでどこにでもありそうで、実はない。
そんな、なんともないモノほどに無記名性を大切にしているつもりです。

今日も遊びに来てくれてありがとう。

Thank you!






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THANKYOU for all my Sweet FAMILY and we are ONE FAMILY.

writing & photograph by JOHNNY BROWN

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