2013-01-21
 Garage EDEN Blog


「2116-HW」




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2116-HW 25,200 yen(tax in)

COLOR./ INDIGO , BLACK-BK

SIZE ./ 25,26,27,28,29,30,31



更新が遅くなったのは朝からちょっと考え事をしていたらそれが随分と長いことに
なって、いつもはモーニングの時間だけで終わりにするジョナサンさんでランチの
時間が終わる程までにメモ書きをしていたからです。

それで遅れて出社すると今度は現実的なアレコレの実務作業に追われてしまってて
そのせいでこんな夕方の時間の今は18時。

さてさて、昨日の少しだけ続きで今度は2116のHW版です。

HWは簡単に言うと「HARD WASH加工」って意味です。
安易です。。。

ただ、内容はと言うととても安易ではないです。

世界に誇る「岡山」というデニムの産地にはとても素晴らしい職人さんたちが揃って
います。
世界に、日本に様々なデニムというモノがある。
もちろんそれぞれのメーカーや意図で作られたモノたち。
安価なモノから高価なモノまで幅が広い。

俺はどこかと比較してどうこうってのが好きじゃないからあくまで自分ベースでトコトン
気に入るまで追いかけた。
結果がコレです。

加工ももちろんそうだけど、加工を施す前に大切なのは昨日紹介したONE WASHの段階
でどこまで納得出来るモノとして出来上がっているかどうか。
俺は作り手であって、買い手が知っている必要はないのかもしれないけど、ちょっとだけ。

もちろん生地は大切。
加工を施した時にどんな色落ちになるのか、加工には天然の素材から薬品まで様々なもの
を使うみたいなんだけど(これに関しては俺はもちろん専門じゃないから省くけどね)
それぞれに合わせてそれぞれの反応をする。
そういった中で自分が気に入る「色」が出るかがもちろん大切。

普段から他のアイテムに関しても一番俺が時間をかけるのがこの生地探し。
とにかく有限の中で可能な限りを集める。
自分の足を使って出歩いて集めるし、同時にイメージと文面を伝えて専門の業者にも様々な
角度から探してもらう。
集めに集めた中からまずは1度目の厳選をして1つのアイテムに対して数十とか集めた中から
まずは10種類くらいに絞り込む。これはカンと一応だけど今までの経験からで選ぶ。

今度はそれを実験的に一個づつ洗ってみたり、加工してみたりする。
事務所のアトリエの流しでまずは始めて、それから加工の業者に出してみたりしてね。

うちのモノたちが全て洗われてから出荷されるのは、俺は自分の家で洗えるってことを
前提にモノを作っているから。
男の子がせっせとモノを大切にしてクリーニング屋さんへ持っていくという生活は俺には
馴染めないから。
洗いを掛けると大半の生地は最低でも縮みを起こす。
あとは水を通す前とあとでは生地自体の表情ってのがだいたい変わるから。

それを見極めたりする為に必ず洗いをかける。

洗わずに誰かに売ってから、買った人が洗濯をしてあとから縮んでしまった!とか。
思ってた生地感から変わっちゃったとか、そういうのが大嫌い。
そのくらいの責任は俺が負いたいと思うんだわ。

正直いちいち手間も掛かるし、洗いを掛けてくれるのも専門の加工屋さんだからお金だって
掛っている。
でも、絶対に意味のあることだと思うからそうする。
それも自分の決めごとのようなものだから。

ちょっと脱線でしたね。
次は縫製です。
これも大切。
糸選びからやります。
特にだけどデニムはこうしてあとから加工を掛けたり長い時間を経て味が出て自分だけの
モノへと変わっていくものだから糸1つだって同じように味が出てきたりするんです。
色が気持ちよく変化して、それでいて加工に耐えうる糸であることだったり。
そして縫うという作業の中で生まれることとかね。
手で縫うモノだからそれもちゃんとあとから分かるんだよ。
それって素敵なことでしょって俺は思う。

まずはここまでの工程があって、そこから今度はこの色落ちをさせる加工があります。
これはもう正直深すぎて俺んたにも分からない。
その為の職人の技であり、その為に日々がんばってくれてるんだもんね。

俺はいつもイメージを伝えるだけ。
あとは信じること。

生地を選んだり、糸を選んだり、こういうアイテムを作ろうと決めるのは俺だけ。

でも、そこから型紙だったり、こういった加工だったり。

そういうものは人の手を通すものだから、とにかく信じる。

自分と自分以外の人の手がありそのMINDが交差してリンクした時に自分の想像を越える
モノが出来上がったりするんだ。
その為にモノへと俺は向かうから。

俺は洋服マニアでもモノマニアでもないし、ファッショナブルでもないしある意味で
デザイナーですらないからこの加工がなにをどうして(薬品だとかアレコレだとか)こう
いう素敵なモノになるかを知る必要はないと思っている。

それよりももっともっと大事で大切なことは、どこまでカッコいいと心底思えるモノと
して昇華出来るかってことだ。

そんな風に思ってる。

心底根っこの部分です。
良かったら1度試すだけでも穿いて頂ければ幸いです。

最後に着用写真です。


INDIGOは26inchのジャスト穿き、BLACK-BKは2サイズ上げて28inch着用です。

model./ JB 170cm 54kg




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今日も遊びに来てくれてありがとう。

Thank you!




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THANKYOU for all my Sweet FAMILY and we are ONE FAMILY.

writing & photograph by JOHNNY BROWN

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