2013-03-11
 Garage EDEN Blog


「201103111446」


 3/1より実店舗Garage EDENは予約制とさせて頂いております。詳しくはブログ又はHP内説明をご覧下さい。


※ 南三陸ミシン工房 「ミシンでお仕事プロジェクト」(ふんばろう東日本支援)

今日までやっています。ぜひ行ってみて下さい。


さっき、その時間がまた重なった。

2度目の同じ時。

昨日まで宮城県にいた。

何度も通った道。

今はもう、ナビもいらなくなった。

おおまかな到着の時間も分かる。

南三陸町まで。


何度か通ったけれど、実際のところは東京という街を出てひたすら運転を続けて北上し
南三陸町へと向かう旅だった。
いつも往復すると車のメーターが「1000km」を越えていることは知っていた。
昨日の途中ふとそれはどれくらいの距離なのか気になって、車を停めて携帯で調べる。

東京から九州の福岡までの距離とほぼ同じだってことに気がついた。
だからどうってわけでもないけど。
そんなことを考えることもなかっただけのことだって話。

いつもはそうやってただ走るだけだった。
目的地を目指しひた走り、ガソリンとトイレの休憩だけをして向かっていた。
初めて、昨日は少しだけ違う角度で海を見たいと思っていた。





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通りがかっていて知ってはいた。
日本三景のひとつでもある「松島」がある。

道を通ると沢山の人が歩いていた。
道沿いの有料の駐車場はどこも満車のマークだった。

観光地ってのはガラじゃないから少し進んで車を走らせた。
「奥松島」という看板が見えた。

そこへ行く。

観光バスと同じサイズのバスが路肩に停まっていて、作業着を着た多くの人が海岸へ向けて
歩いていった。
「復興ボランティア」って書いてあった。

観光している人は多くはない場所だった。
俺にはちょうどいいのかなって思った。
風はとても強くて、天気予報じゃ暖かくなるって言っていたけど、騙されたみたいだ。
風はとても寒くて、手は太陽の下でも凍えるほどだった。

でも空はとても青くてきれいで、海はどこまでも美しかった。






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止まったままの線路と駅。

線路には砂が沢山だった。

駐車場には京都ナンバーの車があって数人の女のコ達がいて、そのコ達になにかを説明して
いる男の人がいた。すごく真剣な顔で女のコ達は話を聞いていた。
彼は線路へ向かってとてもマジメになにかを話していたように見えた。

誰もが、まだ止まった時計の中にいるんだと思う。
忘れないこと。
知ること。
伝えること。

出来ることがまだあるんだと知る。

そしてそういう人達がたくさん居ることを知って、悲しくもうれしい気持ちになる。





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タグ付けの「仕事」をお願いしている場所、そして「さっちゃん」。

電話も入れずに立ち寄った。
天気や状況でどうなるか分からなかったし、みんなにとっても昨日や今日というのは
特別な時間だと思ったから。

「さっちゃん居ますか?」と道の途中でおじさんに聞くと「あっちにおるよ〜」って教えてくれた。

さっちゃんは工房の鍵を開けてくれて、プレハブの中で話をしてくれた。
「電話くれたらよかったのに」って言いながら。

今ままでのこと。
これからのこと。
思っていること。
想っていること。

今日、他の仲間が仙台へ両親のお墓参りへ行っているということ。

いろいろとゆっくり話をしてくれた。

「南三陸って街はね、春が来る前にもう一度、そうだね大体いつもだと3月の3週目か4週目にね
 もう一度雪が降るんだよ。水分の多い冷たい雪が。そうしてね、その雪が降り終わるとこの街
 にね、次の春がくるんだよ」って。

そう言っていた。

3月のそれまで、あと数週間だ。

またひとつ、思ったことがある。
さっちゃんの顔を見て話をしていたら出来ることを思いついた。
次に逢いに行く時にそれを話そうと思う。

COOLなおせっかい屋さんになろうと思う。

迷惑になるのは1番嫌だ。
そもそもガラも悪いからあまり長居も良くないって決めている。
そう、COOLなおせっかいを目指していけばいいなって。

そんなことを帰りの車。
運転しながら思ったんだわ。





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さっちゃんの居る仮設から街へと向かう。
高台を降りて少しだけ湾曲した道を進む。





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さんさん商店街。

いつも通りがかっていたけど寄る時間なんてなかった。

初めて入ると沢山の人がいた。
うれしいなと思った。

魚屋さんで干物を買う。
あとは塩辛と。

いつも忘れる。
クーラーボックス。
それがあれば鮮魚を持って帰れるのになって。
次はちゃんと買物に来ようと思った。

陽が陰り出して手はかじかみ始めた。
三陸の寒さ、春はまだなんだなって感じた。





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東京から片道で休憩なしで5時間、少し道が混んでいたり、昨日みたいな強い風の日にはもう少し。
ちゃんと休憩も取って進んで行ったら7時間近かったりもする。
仙台からも高速を使い、途中からは下道で2時間近い。

毎回夜に出てその日のうちに帰って来るから時間が足りない。
滞在したことがない。

もっと街を知ろうと思う。
それもこれから出来ること。

初めて南三陸へ行ったのはいつだったろう。
随分と時間は流れた気がする。
最初街の入り口に立った時にあった瓦礫は少し片付けられた。

瓦礫が片付いた分だけ街は前より寂しくみえた。
とても、とても殺風景になったからかもしれない。

さっちゃんが言った。
また次に、家を建てることが出来たらそこに一緒に工房も作りたいなって。
そこでも仕事ができたらいいなって。

そうしたらいいよ、そうしようね。って俺は言った。

それがいいと思う。
その為に俺はなにが出来るだろう?
考えながら車を走らせた。

ただの旅。

いつかもっともっとただの旅として、旅行として来れるように。

帰り道も風は強く吹き続けた。
高速道路は速度制限の注意書きもあった。
風に飛ばされないように強くハンドルを握った。

車も、体も。そして心も飛ばされないように強くならなきゃいけないって。


また今日が俺の始まりの日になった。


今日も遊びに来てくれてありがとう。
ちゃんと無事に戻ってきました。
しっかりと仕事します。

俺に出来る、俺の仕事を。



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writing & photograph by JOHNNY BROWN

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