2013-11-21 Garage EDEN Blog


「 RUT A CARAVAN 2013 - 4 」







今の時代らしいというのか、そんなことにも自分も少しは慣れ始めているんで
すけど、俺の企画のデザインなんてのも今ではすっかりPC無しには進めること
の出来ない環境になっていたりもします。
基本的な最初のラフスケッチやイメージの絵は手描きで書くのだけれど、最終
的に型紙に起こす為の指示の為の絵型というのは今ではパソコンで書くのがもっ
ぱらでございます。
自分でも不思議だけれど、それが当たり前になってきていることに驚くよね。
元々がかなりのアナログな性格の人間で携帯とかも便利だなぁと思う反面、基本
的な操作以外はほぼ出来ません。ましてやゲームだとかアプリだとかってのは
全くのダメダメです。やる気も起きない。

で、なにがって話なんですがこのPCでの企画が始まると決まって右手の腕が不調
になってくるのです。いつもカタカタとこういった文面を書いたりしているので、
キーボードの操作は慣れっこでもあるし体も馴染んでいるみたい。
ただ、絵を描くような作業にはこれに加えてマウスを動かす作業も増えるので、
どうやらそのせいだと思うのですが右腕に激痛が走って神経痛のような感じで、
1日の仕事を終えて家に帰るとなかなか腕が動かないという現象に出くわしたり
もします。

職人さんでもあるまいしって思いながら少しそういう自分にも違和感を感じたり
する日々だったりします。



さてさて、今日は旅の続きの話を書きましょうかね。






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名取という場所で堀さんと合流してから高速へ。
仙台をすり抜けて、南三陸へと向かう。
ここは三陸道と言って現在は石巻市の手前からは無料区間になっています。
まだ開通していないけど、もうすぐすると南三陸町までも延びるみたい。そして
その道はそのまま気仙沼の方まで繋がるんだと思う。あんまり詳しくなくてごめんね。

ただこの道は仙台から先にPAやSAにガソリンスタンドがありません。
南三陸町までは仙台から約100kmくらい。厳密には90くらいかな。
おれんたの小さなガソリンタンクでは1度では行けない距離。
無料区間ということで途中で高速を降りても無料なので、石巻市で1度降りて、近く
のジャスコ的なところで給油をしてた。

石巻市にも久々に降りた。
去年の3月以来だ。
以前にうちで働いていた小僧の出身の場所だ。
あいつ、今頃どうしてんだろうな?
元気だといいなって思います。
ただそれを祈るだけ。






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知らない人のバイクまで写してしまった・・・。

石巻市から先へ少し高速を走り、途中からは下道へ。
この下道が俺はいつもなんだか好きだ。
地元の道に似ている。
ちいさな峠を越えていくと南三陸町へと出る。

いつも必ず立ち寄る場所。
防災庁舎。

この屋根まで津波が襲った。
そんなこと、想像だって俺は出来ないよ。
取壊しが1度決まった。
この間のこと。

本当にどうなってしまうのだろうか。

防災庁舎のことの記事。時間があれば読んでみて欲しいな。 >>> 記事

1度決まった取壊しの見直しの声もあるみたい。
個人的には出来れば残して欲しいと思う。
仮設に住むお母さんもそう言っていた。

取壊しに関する今月の記事



外側に住み、そこにいなかった俺になにかが言える訳はない。
ただ、この時うちのコニィとぶっちゃんは初めて南三陸町へ行った。
今月は俺と共にうちの FAMILY も2人初めて行った。
そういう時に、この建物を見せたいと俺は思う。

地震、津波というものの爪痕の1つ。
悲しみが沢山詰まっているだけに、もう見たくないという人もいるだろう。
でも、爪痕があることで忘れないことにもきっと繋がる。
そこにはきっと魂さえも宿ると俺は思うから。







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いつ行っても誰かが手を合わせ、いつも花が添えてある。

たくさんの千羽鶴や祈りの手紙や。

祈りを捧げる場所は必要だと思う。






このあと俺んたは仮設に住むお母さんのところへ顔を出した。
俺が一人で行く時にも必ず顔を出すお母さん。
ミシンを預けているお母さん。
俺とコニィの爆音の単車の音で到着する前に分かったって言われた。

仮設に住む近所の子どもたちも少し出てきたけど、俺んたが恐すぎたみたいで
逃げていってしまった。

陽が傾き始めていたので、お茶に誘ってくれたのを断って、俺はまた来月来ます。
と行って仮設をあとにした。





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街が一望出来る丘の上。
以前に街だった場所が、緑へと変わっていく。




16時近く。
丘を降りて、さんさん商店街へと向かった。




さて、今日は商品のお話はないです。
ごめんね。
型紙の打合せまでまだまだデザインを煮詰めなくてはいけないのだ。

今日も遊びに来てくれてありがとう。
商品の話もしつつ、時々こういう自分の活動を書きます。
商品があってこそ繋がるモノだと俺は思っている。
基本的にはね。
だって俺はモノ作りの人間で、販売の人間だから。
でも、そんな俺でも出来ることがあると思ってやっています。
これから先、そんな自分のモノ作りというフィールドを生かしてさ、出来ることの
幅を広げようと思っています。
来月からは本格的にお母さん達とモノ作りの深い部分の話を進めていくつもり。
まずは信頼と絆、そしてMIND。それを作る。その先に俺んたとお母さん達のモノがある。
そういうことしか俺には出来ないから、それをやる。

古びたエンジニアブーツと擦切れたブーツカットを穿いたまま俺は旅を続ける。





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