2014-03-07 Garage EDEN Blog


「 伝えたいことがある 3月の旅-1 」













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東京駅に集合したのはみんなが仕事を切り上げたあとの22時を過ぎた辺り。
偶然にもそこにFACEBOOKでの動きに気付いて見送りにだけ来てくれたFAMILYも集まった。周りから
見ればただの愚連隊に見えたことだろう。車も目立つけれど、それ以上に人間が目立つような気がした
し、実際にそこを通りがかる多くの人が明からにこちらを見ているのが分かった。いつも通りになにも
気に掛けることはないけれど。

3年という月日が流れる。
3月というのは自分にとっても特別な月となった。
出来る限り、可能な限りの時間を作って東北へ向かうことに決めている。
自分自身で決めた旅。

悲しみの向こう側を楽しむ為に。

そう、決めている。








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真夜中の東北道を走ることにも随分と馴れてきた。道筋も大まかなカーブさえも記憶が出来るようにま
でなってきた。SAやPAの順番なども頭に入りだしてきている。決めていることがある。運転は俺しか
しないってこと。
元々の性格のせいもあるけれど、この旅は自分自身がハンドルを握ることにも意味があると思っている
からだ。出発から帰りまで、全て自分で運転をする。

22時を過ぎて東京を出発して仙台を越えて宮城県石巻市へ入ったのは明け方前の4時くらいだった。
途中トイレ休憩などを経て街へと着いた。明け方前の暗い街はとても静かだった。本当の俺の予定では
石巻市でどこかのファミレス辺りに逃げ込んで僅かな仮眠をとるつもりでいたのだけれど、残念ながら
明け方前のこの街でそういった店を見つけることは出来なくて、仕方がないから女川方面へと向かい走
り出した。

真っ暗な闇の中でも、未だに多くの瓦礫の山や手付かずの家々を見つけることが出来ることが悲しいと
思った。

今回は1人じゃなかった。
俺の他にFAMILYが4人同行してくれた。全部で5人のメンツだった。

「3年を迎える」と俺は書いた。

『一緒に行きたい』と言ってくれた。

石巻市に大川小学校というのがあった。
悲しい大きな被害が出た場所だ。
小僧達にそれを見せたかったから沿岸部をひた走った。








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世が明けてきた。

美しい世界に住んでいる。

そう、思うことが自然だと思った。








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必ず立ち寄るようにしている宮城県南三陸町の防災庁舎。

朝日を浴びながらそれを見ているとちょうど7時のサイレンの音が鳴り響いた。

少しだけ心が痛かった。


こんな朝の早い時間だったけど、防災庁舎の駐車場には他にも数台の車がいて、各々に写真を撮ったり
祈りを込めて手を合わせたりしていた。あと10日で丸3年という日が経つことを強く感じたと同時にそ
れが消えない悲しみであることを忘れてはいけないことを知る。

俺はもちろん引率の先生じゃないからどこの場所でも必要以上はあまり説明もしないし、それにまつわる
話もしないことが多い。ただ、この場へ行けばきっとそれは感じることだと思っているし、なによりこの
場所にFAMILYと一緒に入れることがうれしくもあり、心から悲しく感じることでもある。

きっとあの日がなかったら俺にとっても縁のない場所だったと思うから。
今はこの縁をありがたく感じることが出来るし、ある種の楽しみとして来ることも出来る。
おかあさんたちの顔を見ることや話すこと。それが悲しみの先にある楽しみだと信じて。








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いつもは南三陸町へ入ってから、ぐるぐると仮設を巡っておかあさんたちに逢って仕事の話や近況のこ
と、これからのことを話す。この日は途中で仮眠すらもせずに東京を飛び出してきたのでいつもよりも
時間に余裕があった。だから今まで行ったことのなかった場所まで足を延ばした。

南三陸町から北へ1時間程度走った先。

宮城県気仙沼市

南三陸と同じく漁港が街の中心にあると感じた。決して大き過ぎる街ではない。
自分が回ることが出来る範囲は限られている。
自分が手を出せる、手を貸そうと出来る範囲は極めて小さいもの。情けない程に。
なにも出来ない小さな自分が歯痒く感じる。
どうしようもない矮小な力をみじめに感じる。
出来ないのであっても出来るようになりたい自分がいるのであれば、その為の努力をするべきだと俺は
思う。このまま止まってはいたくないから。

俺にとっては思った通りの街だった。今の気仙沼という場所も。

東京にいて誰かと話す機会があったりする。
東北へと通っていることを話した時に聞かれること。

「もう現地は随分元に戻ってるんですか?」

『いいえ』

そう、答える。

元に戻るとはどういうことなのだろう?
元に戻るということはあるのかな。

瓦礫の山が消え、新しい建物が立ち、たとえ街に活気が帰ってきたとしても天に昇ってしまった命は還っ
てくることはない。元に戻らないという現実が沢山目の前にあって、それでも精一杯明るい笑顔で生活を
している人もいて、それでもどこかではきっとずっと悲しくて。そんなに簡単な爪痕であったなんてこと
は決してないし、そんなに小さな被害であった訳ではないし、ずっとずっと永久的に続く悲しみがあるっ
てことをせめて知ってもらいたいと思って、そんな想いも込めて俺は旅を続けようと思っている。
ずっとずっと続く悲しみの先を悲しみの中に居る人たちと少しでもその先を楽しみながら、共に生きてい
けるようにって想っている。なんにも出来ていない力のなさに毎回自分自身で愕然としながらもこの旅を
続けていられるのは実際のこの街に住むおかあさんやおとうさんたちのおかげだ。
こんな俺んたをいつも笑顔で迎えてくれる。
俺んたが遊びに来るからって時間をあけて待っててくれる。

俺は通う中で現実的に出来ることを探しています。
こんな自由に仕事をさせてもらっているから出来ることだって思っています。
1度一緒に見て下さいって言いながらも、実際にはこの場へ行けない、足を運べないって人の方が多いっ
てことくらいは分かっているつもりです。

でも、忘れないことくらいは出来ると思います。
どこの場所に居ても出来ることはきっとあると思います。
想いを持つことは少なくとも出来ることの最初の1つです。
祈ることもそうだと思います。




また明日続きを書きます。


今日も、そしていつも遊びに来てくれてありがとう。

古びたエンジニアブーツと擦切れたブーツカットを穿いたまま俺は旅を続ける。







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