2014-05-09 Garage EDEN Blog


「 カサブタの唄-8 」















_7
 
また、この街も出る時がきた。
決まった時がある訳ではない。ただ自分で決めた時の帳が降りたからだ。また夜だ。旅立つ時にはいつも
夜だ。それも決めたことではない。ただ夜だっただけだ。再び電車に乗る事になるのだろうか?分からな
い。でもきっとそうだと思う。他に思いつく手立てもない。降りた駅と同じ駅へと向かう。降りた駅から
街まで歩いた道と同じ道をまた辿って駅へと向かう。誰もいない。もちろん見送りもされない。街にとっ
ては同じことだからだ。人が1人増えて、また去るだけのこと。そしてさらにそれはひと時のことだった
のだから。僕は恒久的に1人のままかもしれないとさえ思う。
ピアノが聴きたかった。あの街のピアノ。それをもう聴く事は出来ないと思うと、やはり少し寂しかっ
た。

乾いた街の中に居てもあのピアノがあれば少しは勇気づけられるような気がしたんだ。
 

 









IMG_5378 - バージョン 2














根底にあるのはいつだって魂の唄声のようなもの。
自分の作りたいモノと向合うだけの旅であればいい。どこの誰かの為ではなく、自分自身の為でありた
い。わがままにいなければ自分自身を保ちながらこの大きな流れの中で真っすぐには泳げないものだと思
うから。

たとえそれがささやかな自己療養への試みでしかないとしても俺はそれを続けるしかないと思っているん
だ。
 








IMG_5390 - バージョン 2















普遍的な2つのアイテム。年に一度の生産のみで作るJB 5150の革パンとダンガリーシャツ。どちらもア
メカジになりすぎる傾向のあるアイテムを自分たちのらしさを持って仕上げて組み合わせる。無機質で退
廃的な世界観と音楽の匂いのするスタイルがいつも根底には宿っている。そうしたモノを体現し具現化す
ることが自分のブランドでもあると信じて。遠くの世界からかすかに聞こえる音。

そういったものを表す。

















カラーの写真とモノクロームの写真。
対になるその世界と自分のモノというものを体に張り付いた「瘡蓋」(カサブタ)に見立てて彩ったコレ
クション。



今日でこの写真は終わり。
あとはシーズンになるのを待ってて下さい。良かったらそれまで楽しく夏モノの買物を楽しんでね。
これらの写真と文面は秋のシーズンの直前にブックレットにして配布する予定です。構成をやりなおして
発刊しようかと思っています。よかったらそれも楽しみにしてくれたらうれしいと思います。

今日も冬の企画をやったりしています。
もう、あっという間に時間がヤバい。
そんでもって明日の早朝に出発して東北南三陸へも行ってきます。たったひと月の間が空いただけで、随
分と時間が空いてしまった気がする。今月からはまた毎月通う旅を続けようと思う。
一気にいくつかのことをお願いしてくる予定でいます。
それに合わせていくつかの企画もこの先に用意しています。流れの中でいろいろと出来るように。
そしてその流れが少しでもおかあさんたちにとっても良い流れになってくれたらうれしいなって思ってい
ます。またその流れにみんなが楽しく便乗してくれるような枠組みを俺が作らないといけない。

そんな風に思っています。
モノを作るだけが俺の仕事じゃないって思ってる。
お金を稼ぐ事は必要だけど、それだけが楽しいことだとも思っていない。
ゴチャゴチャと面倒な言い回しも嫌いだし、出来る限りは自分にも正直でありたいし、それであるならば
その想いや全部をありのままにぶつけて自分ってもんを表現していたいとも思う。
もちろんね、大前提としてモノ作りがダメなもんだったらなんにも成立しないし、価値もないからその為
に精一杯ない頭と在りもしない才能を振り絞って懸命に考える。そしてそこに命をかける。

ダサいことはしたくないし、いつまでだって自分が思うカッコいいってもんを追いかけていたい。
年齢もいいところまできちまったし、いつまでこんなことを続けられるか自分でも分からないし、終わり
なんてある日突然くるかもしれないけど、そんなことにビビってたって少しも前には進めない気もするし
進めなきゃ進めないで、それで良いとさえ思ってるからまずはイケるところまで必至になって向かおうっ
て今は思っている。

ただ、それだけ。

ただ、それだけなんだわ。

今日も一日ドタバタの予定で明日からの準備もしたいから明日とその先の日のブログまで用意してから出
発出来ないかもしれない。そうなったら珍しく2日程ブログの更新が止まる。なかなか自分としては悔し
いことだけど仕方がないかも。もし書けそうだったら書いておきます。(そういう時には自動で更新され
ます)

カッコいいモン作りたいんだわ。

カッコいい人間になりたいんだわ、そういう男に。

カッコいいってそればかりだけど、それが自分の根底にあるんだわ。
バカだからいろんな言葉が在り過ぎると混乱するし。
いいんだ。なんだかシンプルな感じが追っかけやすいしね。

さぁて、久々(?)なんだか言いたい事も言った気がするし、今日も張切ってデスクに向かいます。

そんな訳で明日と明後日は俺は店頭にいないので、来店の場合はイタウかコニィがお相手させて頂きま
す。ぜひ御予約をお願い致します。夏モノ沢山見れますよ。


今日も、そしていつも遊びに来てくれてありがとう。
俺はいつでもここに居ます。

古びたエンジニアブーツと擦切れたブーツカットを穿いたまま、俺は俺の旅を続ける。







 Garage EDENは予約制 とさせて頂いております。詳しくは ブログ 又は HP内説明 をご覧下さい。

 Garage EDENのアポイントメント、御意見や感想、質問などはお気軽にこちらからどうぞ>>> CONTACT

 今月の予約予定に関してはこちらをご覧下さい>>> BLOG

※ 商品などのお問い合わせの際に一部のメールアドレスの方への返信が届いていないという不具合が出ております。
迷惑メール等のフィルターによって届かないケース
もあるようなので、メール後24時間以内に返信がない場合は大変
お手数ですが再度
メールを頂くかお電話にてお問い合わせをお願い致します。頂いたメールには100%必ず返信する
ようにしております。



----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


THANKYOU for all my Sweet FAMILY and we are ONE FAMILY.

writing & photograph by JOHNNY BROWN

Garage EDEN " Thee Real Garage Select Shop "

Thee Old Circus // opera // YELLOW BUNNY // Old GT

// Daizzy and Luwez Carrol // and more...


Garage EDEN >>>
 WEB STORE


Tel // 03 6277 2947

e-mail // info@circus-hp.com


150-0013  B102 EVIAN HIROH 2-32-23 EBISU SHIBUYA TOKYO JAPAN.


----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------