2014-07-25 Garage EDEN Blog


「 マインドをこめたあらゆるモノ 」






来月の話ですけど、海外へ行ってきます。
ちょっとした勉強って感じです。
ただ、どうせいくならしっかりなにかを吸収してこようって思うわけで、その為の準備とかもこっそりと
(実は全然やっていなくて壮絶に焦っています)していたりもします。
ただ、これがなにしろ英語の資料なので日本語もたどたどしい俺としては全くカラカラ分からない訳でさ
困ったりしております。

資料も作りたいんだけど、翻訳をしてもらわないといけないし時間はないし・・・。

誰か「翻訳こんにゃく」ください・・・。

本気でそんな感じです。

さてさて、その話はまたもう少し煮詰まって具体化(もう来月なんで相当具体化してないとまずい!)し
たら(最終的にきっと出発前夜とかだな・・・)公開します。

そんでさてさて、今日はあとでメルマガも書かないとね。
あっちもこっちもいろいろとあってうれしい悲鳴だらけって感じです。
企画とか想いとかあっちもこっちもいろいろとあります。
全力疾走で生きているって実感もあってたまには(いつもか)いいもんです。







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Old Name 「 OLD JERRY 」

Price // 7,344 yen

C-95,Pu-5

 

Color // Size 

BLACK , GRAY , RED , MOCHA //  ONE 
 





その昔、その昔ずっと昔の10年以上前から実は作っているアイテムです。

ニットキャップっていうアイテムそのものが大好きで被りモノと言えば大体コレだった。
ハットだとかを被れるようになったのは随分とオシャレになってからって感じ。

ボリュームがあってドレスダウンに使えるニットキャップってのが良いと思っていて、そういう意味でも
ニットキャップというベーシックで当たり前なアイテムの中にでも自分なりのマインドってのを込めて作
ってもいます。

1番の特徴を写真を交えて書くけどかなり分かりづらいと思います。








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被る前の普通の状態です。
縁のところは縫っていなくて折り返しになっているのでいわばリバーシブルのような作りです。
洗濯の絵表示が見えるので内側がここだってのが分かると思います。

で、これの内側を引っ張り出してみます。








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分かるかな?
こんな風に筒状になります。

ここが一応ミソなんです。

要するに内側の頭の天頂(頭部のてっぺんの部分ね)を縫い合わせていないんです。
これを言っておかないと洗濯をした時のグルグルで内側が出てきちゃって「なんじゃこりゃー!?」って
松田優作風になってしまったりして驚かせてしまいますね。
よく在るニットキャップというのはここの天頂部分を内側外側共に縫い合せます。
もちろんですが作業の工程も1つ減るし、そこに大きな意味はないって思うと思います。

でもしかし、ここを縫い合せないで作る事にうちの意味があったりするんですよね。
二重に重なる部分を一度にまとめて縫い合せてしまうとそこにはどうしても大きな厚みが出来てしまいま
す。それはそれでデザインなので問題はないのだけれど、俺が求めているのはもう少し違ったイメージだ
ったんだ。内側の部分はあくまで頭に固定しやすくする為(とか言って厳密にはわざと横幅のボリューム
も大きいフォルムで作っていて後頭部に出来る生地のタメ(溜まり)で固定させる)の部分で、外側の帽
子の部分がその上に乗った状態になってふんわりとした大きめのボリュームが生まれるっていうデザイン
になっています。

分かりやすく言えば薄手のニットキャップを2枚重ねて被るようなそんなイメージに近いかもしれないで
すね。

上のところにも書いたけど、それでさらには「ギュッ」とした横幅で作っていわゆる締め付けによって被
る帽子だと頭自体が窮屈にも感じるし髪の毛もしっかりと押込まれてしまう。かといってユルかったら帽
子として成立しない。だから俺は後頭部に溜まりが出る事にこだわった。そもそも自分が頭痛持ちだから
あまり長時間の頭の締め付けが苦手だった。でもニットキャップは好き。
だったら自分が被れるモノを作ればいいやって。そんなのが始まり。
もちろんね、通常のニットキャプに比べたら確かにしっかりとした固定方法ではないので台風レベルの風
が吹いたらずれたりはするかもしれないけれど日常的に被っていて困る事はほとんどないと思います。
そしてそしてさらにはもう1つ。
この固定方法で生まれるのが目の上に出来る「浮き」です。
後頭部付近で生地を溜込むことで先述の通り顔の正面部分も「ギュッ」とならないのでこの特有の浮きが
出るんだなぁ。

で、そうする為に縫いとしては面倒ではあるんだけど天頂上部でまとめて縫わずにこういう風な作りの仕
様になっているって訳です。








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新品の状態だとどうしても硬さが少しあるので後頭部のタメのたわみに少し違和感を感じるかもしれませ
んが、少し馴染んでくるともっとのっぺりと落ち着いてきて、不思議なほどに頭にフィットするようにな
っています。
今回はカットソーを縫い合せて作っていてさらに製品段階で1度水洗いを施しているのでこれ以上縮むこ
ともないし(当たり前だけど乾燥機に入れたら縮むから注意!)家庭で洗ってもらえます。

当たり前のモノも自分の好みに向って作っていくことが大きな仕事だと思っています。
そして一見なんの変哲もないうちのアイテムそれぞれに同じマインドで向合いたいって思っていて、それ
を想い続けながら自分の仕事に向合おうと思うのです。


今日も、そしていつも遊びに来てくれてありがとう。
俺はいつでもここに居ます。

古びたエンジニアブーツと擦切れたブーツカットを穿いたまま、俺は俺の旅を続ける。







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