2016_11_01_01



2016110101





『 PILGRIM - 「巡礼者」というコトバ
 - 』


巡礼【じゅんれい】

宗教上の目的から聖地,霊場などに赴く旅行。英語ではpilgrimage。誓願の成就,恩寵(おんちょう)への感謝・祈願,懺悔(ざんげ),贖罪(しょくざい)などの意味をもつ。

PILGRIMとは巡礼を行う者 / 巡礼者



左腕の刺青。
随分と昔に入れたもの。
もう、どれくらいだろうね。
20年とか。
色は褪せて擦れて来たようにも思う。

とあるアクセサリーの写真を見ながら自分で手描きの絵を書いてそれを入れてもらったのを憶えている。
そして入れてくれた人は刺青師ではなくて、ただの絵が好きな人だった。
その人の描く絵と生き様が好きでお願いした。

こういったことに対してなんの抵抗がない。
もちろん世間でこういったものがどういう目に映るのかくらいの想像は出来るつもりだから基本的には他の部分に入っているものも含めて洋服を着ていたら見えない場所が多い。
誰かに見せびらかすものではなくて、自分の為に、自分の意志に沿って彫り込んだものだからそれで良いと思っていた。

巡礼なんてしたことはない。

想いだけがいつもそこにはあって、でも現実にはそんな時間もなく生きてきたんだと思う。
そういう意味ではこのコトバもただの格好付けになってしまったのかもしれない。

昨日までの電車通勤の中で読書をしていた。(もちろんいつも手が空けば唯一の趣味と言ってもいい本を開くことをするのだけれど)

遠藤周作の「深い河」だ。

これも20年くらい前に読んだのがきっと初めてだったと思う。
その後にも数回は読んでいるはず(同じ本を繰り返し読むことが俺の趣味の読書の在り方)だけれど、記憶の中ではここ5年は読んでいなかった本だと思う。
久しぶりに飛び込むその世界に没頭した。
自宅から店、店から自宅の通勤の中で(今ちょうど単車が壊れているからね)電車に乗っているのは往復で実質1時間と少しだと思う。
だから300ページ程度の小説であれば3日ほどの通勤の時間で読める計算になる。
多くの場合俺は100ページ/1時間というペースで読むからだ。
自分の中でこのリズムペースで読める本が好きだ。
たぶんそれが1番自分が本の世界の中にすんなりと入っていけるリズムのようなものだと思う。
だからそれが自然なペースになれる作家を選び、その人の本をしばらくは追い、それを繰り返して読むのだと思う。
もちろん他の本で俺が好きな「ムーミン」(トーベ・ヤンソン作)などになるともう少し事情は違うけれど。(ムーミンの世界はゆったりとじっくりとその世界の中に自分自身の身を置いて旅をすることをオススメする。他の本ではその世界に半分足を踏み入れながらもそこから少しだけ距離を置いて客観的な世界に浸るのが好きだ)

「深い河」を読み終わった時に昔とはまた違った自分をそこに見つけたような気がした。

当たり前のことだ。
5年前、20年前とはまた自分は自分自身として同じ場所にいないからだ。
年齢もある種の経験値も違う。
ともすれば時には大きな価値観の変化すらあるのだろう。

ただ、それでも自分自身はどこまでいっても自分自身であるという現実も目の前にはある。

同じ本を繰り返して読むことにはそういった意味もある。
いつかの自分と今の自分、そしてまだ出逢っていないこれからの自分との遭遇の場所。
それが俺にとっては本の世界の中であることが多い。


昨日は Yellow Studs のメンバーが遊びに来てくれた。
また色々な話が出来た。
「これから」のことも話が出来た。
もちろん1度に全ては進まないから、互いに意見と想いを出し合って進めていくこと。

ここ最近はずっと彼等の唄を聴いている。
電車の中で本を読む時には無音が好きだからイヤホンをしているけれど、なにも流していない。
本を閉じて、駅までの歩く時間。
あとは時々の車の時間で聴くんだ。
自宅では音楽は聴かない。
家族の場所だから。








とにかくこの唄が好きだ。
涙が出そうになる。
MV自体もどれもこれもカッコいいのがいいね。

それとこの唄。(すごく慎さんにそっくりで最初ウケた)







魂、MINDを擦り切らせて歌う姿が最高だ。 

元々大好きだった方々には俺のようなにわかファンの言葉は不快かもだけど許してね。
カッコいいもんはカッコいいんだわ。 

目が醒める。

俺には唄は歌えないけど、俺なりの奏で方は出来るって思ったから。
きっとずっとそう思ってたんだけど、気がついたらやっぱりどこかに流されてる。

色々な意味での原点に戻る。

今回読んだ「深い河」もそのひとつ。

俺の人生は『死』との結び付きが始まり。
生まれた時から死ぬことへ向かって歩き続けている。

昔良く言っていたコトバがある。カッコつけてね。

「人生は暇つぶし、だってどうせいつか死ぬからさ。だったら楽しいやりたいことをやった方がいい」


生まれたくて生まれてきたわけじゃない。
親には昔こんなことを言った。

「あんたがたが勝手に欲しがって生んだんだから、俺は俺の好きにさせてもらう」

もちろん生まれて来たことに感謝はあるから産んでくれてありがとうって気持ちがないわけじゃないけど、親ってもんはそれが当たり前だと俺は思っているから。
俺は血の繋がった自分の子供はいないけど(俺自身は俺とうちのワンコ子供の血は繋がっていると思ってるけどね)もし居たら(実際ワンコ子供たちに向けてそういう気持ちでいる)そう在りたい。

「欲しくて産んだのだから、全て自分の責任であり全てを投げうってでも守ること」

それってすごく当たり前だと思ってる。

「誰のおかげで育ったの?」とかそんなダサい言葉聞きたくなかった。(幸いうちの両親はそう言わなかったけど)

命が巡ること。

そんな巡礼の中で自分になにが出来るのか?

なにが「したい」のか。

原点に立って立ち止まって振り返る。



あ、また洋服の話じゃないね。
ごめん。

でも、その手前で知ってもらいたい、感じてもらいたいことがあったんだ。
だからなんとなくふと書いてみた。

ブーツの話とかをゆっくり書きたいと思って昨日は撮影とかをしていた。




IMG_0024




IMG_0026




最高にカッコ良く朽ちていく姿のブーツとか。
そういうのって素敵だと思わないかな。

俺は好きだな。




IMG_0116




ソールをカスタムしたブーツとか。




IMG_0181




IMG_0193




IMG_0197




この辺りの私物のブーツも含めて一気に撮影したのでそれらを順を追って紹介したい。
モノしか作れない。

モノを通じてしかなにかを言えないかもしれない。
感じてもらえないかもしれない。

だからこそ、そこに全力で向き合ってる。
最高の仕事なんだわ。
俺の仕事。

好きなモノを作って、好きなようにこんな店(1日に3組だけの予約制の店とかさ)をやって。


こんな俺に言えることは、こんな俺でもやってるよ。
人見知りで要領も良くはない。
ギリギリのスレスレで工業高校を出ただけの人間。
自分なりにがんばったなんて思えることもちょっとはあるけど、別に才能なんて最初から持っていない。
(かろうじて救いだったのは俺は幼少期から自分にあらゆる才能がないってことを知っていたことだけが才能だったと思うんだ)

こんな俺でもやってるよ。
楽しくね。

だからもっとみんなはもっと出来るハズだよってさ。

サラリーマンでもなんでも、楽しめること沢山あるよ。

最初から決めんなよ。
いろんなこと。
くだらない愚痴だとかつまんないことを言っていてもそのままつまらないだけだもん。
もっとハッピーでロックな言葉を叫ぼうぜ。
(そう言いながら俺のブログの言葉はいつも暗くて重たいけど・・・笑)

そういう世界の方がきっと素敵だよ。

カッコつけて、カッコ良く生きてくれ。

カッコいい奴が増えたら世界はもっと素敵になるから。

それをずっと信じてる。
それをずっと想ってる。

 


Text by.

THEE OLD CIRCUS & Garage EDEN / ウラノタカヒロ (Urano Takahiro)


 



「 いつも通りの END ROLL 」
 

1日に3組だけの予約制の洋服屋 「Garage EDEN」

98%ブーツカット+エンジニアブーツ スタイル+α

THEE OLD CIRCUS(ジ・オールド・サーカス) / INCARNATION(インカネーション)


 Garage EDENは予約制 とさせて頂いております。詳しくは ブログ 又は HP内説明 をご覧下さい。

 Garage EDENのアポイントメント、御意見や感想、質問などはお気軽にこちらからどうぞ>>> CONTACT


※ 商品などのお問い合わせの際に一部のメールアドレスの方への返信が届いていないという不具合が出ております。迷惑メール等のフィルターによって届かないケースもあるようなので、メール後24時間以内に返信がない場合は大変お手数ですが再度メールを頂くかお電話にてお問い合わせをお願い致します。頂いたメールには必ず返信するようにしております。