2016_11_07_01



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『 ONE DAY - 紹介前にほぼ完売状態になってしまったブーツとちょっと戯れ言的なヒトリゴト - 』


おかげさまのおかげさまで週末の土日も忙しくさせて頂きました。

「ゆっくり」「じっくり」が売り文句で「1日に3組までの予約制のガレージショップ(リアル地下)」でやらせて頂いています。

これはある意味では『依怙贔屓(えこひいき)』でもある店だなぁと思ったりします。

一般的には「お店」なんてのは営業時間とか定休日ってのが決まっていて、誰でも当たり前に行ける、来れる場所であるのが常です。そういう中で俺は俺側の都合でお客さん(FAMILY)の方々に都合をつけて来てもらう場所、ショップになっています。
その代わりに俺自身になにが出来るのか?と言われたら、普通じゃない接客しかないなと思っています。
とは言え特段秀でた才能も能力もない俺ですが。。。

お茶を出す、イスに座ってもらう。

_1「あ、髪の毛随分バッサリ切りましたね、どうしたんですか!!」

_2「結婚式の予定決まった?場所どこにするの?俺の時にはねぇ・・・」

_3『お!そうだ!今日はウラちゃん(俺のことね)にさ、見せようと思って持ってきたもんがあるんだよねぇ〜(と、言って車に長い箱を取りにいく)・・・どうどう?』

「おー!良いっすね!!江戸川ですね!現行品??」(中身は釣り竿で俺が本当に時々やる釣りに使う道具です。いつか一緒に行こうと言っておきながら俺のドタバタでまだ実現していない)

_4 「あのさーいいかげんに彼女作りなよー!!!」

_5「なに?嫁さん実家帰ってるの?じゃぁ〜遊び時だね!!!(笑)」

_6「いやいや、しかし今年の日本シリーズは良かったですね!残念でしたけど(この方は広島カープファン)でもでも楽しかったですよね。来年はエルドレットに残ってもらってルナの部分に・・・いやいや、でも堂林になんとか・・・」

通販組_1「商品と一緒に南三陸のひじき入れておきますのでお口に合えば・・・」

通販組_2「先月買って頂いたコートのインナーにぜひ!」

通販組_3「以前にリリースしていたワンピースブーツとサイズ感は一緒で、でも革の違いがありますので・・・」


・・・

超ざっくり週末の風景のヒトコマ。

流れるように人が入ってきて、入れ替わり立ち代わりって店ではない。(ブランド自体がそうだし当然です)昔からずっと俺は基本的にはこんなスタンスの店しかやってきていないし、そういうのは内向的な自分自身の性格にもあっていない。(ホーム=自分の店、はまだしも外に出ると丸っきり最高に人見知りだし)

今では基本的に売っているモノも自分自身が作っているモノばかりだから余計に「これはいいですよー!」ってなかなか言い辛い。。。(BLOGとかではそういう風に紹介しているし、心では思っているけどやっぱり主観的になるから恥ずかしいんだよ!でも良さを伝えたいからちゃんと説明したいと思っている)

それぞれのFAMILYとの距離感にも当然よるし、こんな俺の接客(通販含めて)を是(良し)としてくれる人も居れば否(嫌だ)って人も居るだろう。それは良く分かってるつもり。
自分が気に入った人に対しては割と容赦なく土足で踏み入れたくなる。
結婚しているのか?仕事はなに?兄弟は?趣味は?音楽。読書は?

好きになるから知りたくなる。

恋愛みたいなもんだって思う。

うちのことや俺のスタイルを気に入ってくれた人にはそれだけなにか返したい(もちろんそれはかなり限られた範囲のモノやことだし、出来ることは少ないのは分かってはいても)と思う。
買ってくれたモノをより大切にボロボロにしてもらえるように出来る範囲のことは伝えたいしケアしたいと思うのだ。

結構なことのほとんどがデジタルで便利な世の中になっている。

うちだって通販に関してはWEB STOREで「ポチッ」とやればあとはちょっとしたメールのやりとりで発送準備をして買物が出来る。
でも、登録だけしておいていつも電話で注文をくれる方もいる。

「あ、じゃぁいつもの代引でいつもの所へ送ればいいですかね?」

短い電話のやり取りであってもやっぱり嬉しいと思う。
WEB STOREの買物の際にちょっとしたコメントをくれたり、メールのやり取りの言葉が嬉しい。
頂いたメールの文面以上のものを返したい。

そんな風にいつも思う。

1億人くらいの人が日本に居て、洋服が好きだという人が居て、その中の男が半分とかで(うちはメンズだからね)その中で色々な洋服のブランドとかがあって(もちろんファストファッションとかも今はすごく洒落てて良いモノ多いしね)なんやかんやでうちのことに目を留めてくれる人なんて0.00・・・%的な人数だと思うんだよね。

でもそれで良いし、それだからこそ出来る対応とかがあると思っています。

うちの店に限って言えばせいぜい数百人の顧客数です。
その中で毎年とか毎月買ってくれる、遊びに(これは通販も含めて)来てくれる人の数ってかなり限られる。でも、全体の数が多くないからこそ1年前とか2年前に買ってくれた方のことも憶えていられる。(それはそれでちょっと時々悲しくなるけどさ(笑))

俺は俺で「勝手に」いつも想っています。

みなさんのこと、みんなのこと。

今日の朝起きたら夜中にメールが来てた。(遠方の通販組の方でお逢いしたことはまだないけどいつもメールをくれたりする方)

「昨日ライブに行って来たらそこに「Yellow Studs」が出てたんですよ。僕は別のバンドを目当てで行ってたんですが、ウラノさんがブログであげてたからちょっと気にはしてたんですよね。で・・・Yellow Studsカッコ良かった!!・・・ってそれだけのメールです(笑)すいません!おやすみなさい!!!」

的なね。

(すいません!疲れ切ってリアルに先に寝てました・・・あとでお返事しまーす!)

(あ、そうそうYellow Studsの面々は今日これからまたうちに遊びに来てくれます。御依頼されている衣装の最終の詰めの作業。うまく仕上がるといいなぁと思っています。Yellow Studsの方々も先日紹介した高山さんも遊びに来てくれる度になにかプライベート用での買物とか - つまりこれはステマではないということ w - までしてもらっていてなんだか逆にいつも申し訳ないけどカッコいい人たちに気に入って着てもらえるのはやっぱり嬉しい。)


ね、全然商品のこと関係ない!!!(笑)
でも、こういうメールって超嬉しい。
自分が気に入ったバンドを誰かが気に入ってくれることももちろん嬉しい。
でもなによりこのメールをもらえることが嬉しい。

あー、良かったなぁ。この仕事でって。

そんなことを思った朝。


「普通」がいいなら俺のところじゃなくてもいいんじゃん。って良く思う。
別にうちが「特別」ってつもりはない。
けれど、俺にとってのお客さん、FAMILYってのは特別なんだよ。

商品だけ手に入れたいって人もいいし、それだけじゃなくてって人もいい。
少なくとも俺は俺なりの特別な想いを持って誰かと接していたい。

カッコいいって想うモノ、想えるモノを作り続けたい。

そう思って買ってもらえたら当たり前だけど嬉しい。
で、そう思って買ってくれた人から作ったあいつもカッコいいよねって思ってもらいたい。
その為に精一杯だけどカッコつけて生きていたい。

「洋服カッコいいけど、作ってるアイツってダサい」ってやっぱり嫌だもん、俺。

今の俺がカッコいいかどうかって言われたらやっぱりまだ旅の途中だからまだまだこれからもがんばるんだ。

そんなこと、考えて今日も電車に乗って通勤してきました。(今日の朝はみるく姫の2週間ごとの定期検診のあと)

週末に本当は単車を直そうと思ってたんだけどね、そんな時間はありがたいことにまだまだ当面先になりそうだ。

ありがたい。

そんな週末を超えた今日の月曜日です。


さて、ちょっとだけ報告的に商品紹介。



「CB-632 TEMUR ホースレザーバックジップブーツ(紹介とスタイルで魅せる」






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>>>  CB-632 TEMUR ホースレザーバックジップワンピースブーツ



・・・すいません。

紹介前にブラックは一昨日に完売致しました。。。
個人的に最近はずっとブラックカラーのブーツばかり買っていたので「今回はキャメル買おうかなぁ」と思っていたキャメルの41のみが在庫あります。。。(悔しいからラストサイズの合う方買って下さいませんか??)

最近シリーズ的にブーツの話を書いていたのでラストに紹介しようと思っていたら先に売れてしまいました。(もちろん嬉しい!)

TEMUR レザーと名付けたヌメ革のホース(馬革)のタンニン仕上の革で極上タイプです。

ハギ目(縫目)のない1枚革で作ったワンピースのスタイルがカッコいいですし、履き込むごとにワンピース特有のシワの溜まりが生まれてそこの味わいが最高なスタイルになります。
ソールにはVIBRAM社の#1100(#100ではないです)を使用していてボリュームがしっかりあり、無骨な足元を作り出します。

>>> 先日のブログで紹介したこのブーツの深化系といったところですかね。(シワの溜まり具合は参考になるかもしれません)


こちらの「6395」レザーコート超贅沢(個人的に2色買い)な「R-63」レザーブックカバー(クリスマスプレゼント用などにオススメですよー)、そして「6396」のレザーパンツ(俺の私物用がまだ出来上がってきていない。。。味出しの見本に穿き込む予定だったのに!!!)などと同じ革を使用しています。

使い込むごと、着込むごと、履き込むごとに強烈な味が出てくると思います。


スタイルで魅せるとこんな感じです。




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ブーツイン、ブーツアウトのどちらのスタイルにもハマりますし、この間も少し書いたけど春夏であれば7部丈のパンツなどにも相性が良いので1年中スタイルを作ることが出来るのでオススメしています。

うーん。

すごく良いですねぇ。


さてさて、今日もがんばります。(もうお昼過ぎだけどね)





Text by.

THEE OLD CIRCUS & Garage EDEN / ウラノタカヒロ (Urano Takahiro)


 



「 いつも通りの END ROLL 」
 

1日に3組だけの予約制の洋服屋 「Garage EDEN」

98%ブーツカット+エンジニアブーツ スタイル+α

THEE OLD CIRCUS(ジ・オールド・サーカス)& OLD GT(オールド・ジーティー)
+ ICARNATION(インカネーション form ITLY.)



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