2017050601



* 2017_05_06_01

『 GWもすでに後半ですね。皆様はどんなGWでしたかね?俺の(EDENの)GWはこんな感じで日々過ごしています。  』

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自分にとっての1番大切な仕事とはやっぱり「接客」であることと感じたありがたいここ数日の出来事



* ここ数日(GW)の店内で起こったこと




前々から「仕事が終わったのは(=FAMILYのお客が帰った時間)深夜3時だった」とかそういう普通の洋服屋としてはありえないであろう話は書いたことがあったと思います。

で、そんなことは実は俺にとっては(それはつまりGarage EDENにとってはという意味と同義)日常茶飯事的な出来事でもあり、ある意味ではどこまでも「当たり前」と言っても良いこと。


元々は田舎で店をやっていた頃の店の名前は今の「Garage」が手前につかない『EDEN』だった。


そのEDEN時代の頃もそんなことは当たり前だったし、どちらかと言えば車生活が当たり前だった田舎の時代の方が終電なんてものにも縛られることがなかったので今よりももっともっと頻度としては多いくらい深夜の仕事終わりという日々が続いていた。



東京という街へ出て来てちょうど今年で10年で、今のGarage EDENを作ってからは今年で9年。(たぶん)



最初はアトリエ兼展示会場的な要素で作って、「あぁ、せっかくだし店にしてもいいんじゃん」と思って店としての機能も後付けながら始めた。

そもそも細い路地(しかも1方通行)通りのさらに私道に折れる場所。さらにさらにはマンション(上には一般の方が住んでいる)の地下で通りの路地から入り口さえも見えないという店にはまったく見えない入り口の俺の店。

そんでもって究極は「予約制」という今のシステム。



「まぁ、別に通りがかって偶然入っても着れない(アイテムが細いから)だろうし、デザイン的にもマイノリティだで、どうせ買わねぇだろうし、いいじゃないかな」



そんなのが発端だし、正直なところ今も昔も表通りの場所なんて家賃も高い(でも今の場所だって東京だから決して安くはないけどさ)からどのみち借りれない。


そういうのが全ての始まりで、それの延長が今。


良いのか悪いのか、普通は会社にしてもブランドにしても続けていく中で成長を求める。
成長の過程で大きくなれば普通はもっと通り沿いの場所へ移転したりもするかもしれない。
従業員も増えて会社の規模も増えて、俺自身のお金も増えて・・・。


なかったし、ないなぁ〜(苦笑)



成長したいと思った時期もあった。
結婚もしたし、歳も取ったし。
そんなことを思ったこともあったね。

でも、ある時それはやっぱり消えた。



「求めているモノ、求めているコト」



バカで足りない脳みそで自分なりだけど真剣に考えたし、向き合った。

俺が求める「それ」はなんなんだって。






一昨日、そして昨日と随分と遠方から「わざわざ」来てくれた人たちがいた。

どちらの方も遠路はるばる北海道から。(別にお2人は知り合いでもなんでもなくてGWという長期の休みを利用して来てくれた)

一昨日の方はもう毎年GW恒例で今年で3回か4回目。

昨日の方は初めての御来店。(スーツを作りたいと言ってくれて来てくれた)



「わざわざそんな遠くから来てくれるのに『ただで帰すわけにはいかん!』と思ってしまう」


まぁ、それは遠く、近くに関わらずいつも思うことだけれど、それでもやっぱりさすがに気合いは入る。



で、一昨日は終電ギリギリの深夜0時まで。(仲良しの千葉から(この方だって片道2時間掛けて来てくれる)のFAMILYも居て、弟分と俺の大切な仲間とうちのカミさんもちょっと遊びに来てて、1日に3組って言っているのに結局みんなで話し込んじゃって店の中パンパン!さらには俺の兄弟分もそいつは最後まで居てくれたからラストは俺と兄弟分で煙草吸って階段下でしゃべってたら気がついたら夜中の2時だった(笑))

昨日の方も昼前に到着してもらってから気がつけば17時のちょっと手前だった。(途中で俺の弟分も来て一緒にしゃべってさ)



昨日の方は初めてだったからいろんな質問もされて、「デザイナー、社長が自分で店に立つなんて珍しいですよね」とか聞かれた。

自分なりに想いも込めてそれがなぜかってことを伝えたいと思って話をしていて、自分でも頭の整頓にもなった。



「やっぱり俺は接客って仕事が好きなんだ」



ってこと。

どう思われるか分からないけど、洋服を作るというデザイナーの仕事よりも接客の方が楽しいと思う。
デザインの仕事は苦しいことも多い。
自分自身に才能があるなんて思ったこともないから、デザインということ自体に向き合う時はいつも劣等感に晒される。

もちろん出来上がった自分のモノたちをこの世にリリースするってことは完全に自信を持って「カッコいい」と言い切れる。

それが出来なかったら絶対に売ってはいけないって思っているから。
そんなふざけたことは俺には出来ない。

けれど、それらが出来上がる手前のデザインの段階ではいつだって不安に押しつぶされそうになる時間の方が長くとても辛い。



それでも自分が作るモノへと向き合えるのは「接客」へ向かう為の大切なモノだからだ。

こんな自分が作るモノがあって、それがあるから来てくれるFAMILYのみんなが居て、そこに接客があるから俺は自分自身のモノを作る。そして、その接客を最高に楽しい時間にする為には俺が思うこの世界で1番カッコいいと思えるモノが必要になる。だから最高にカッコいいモノを作るんだ。




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コレはちょっと笑い話。(いや、わざわざ来てもらっていてそれはどうなの!?ってなるかもだけどある意味では来てくれる人は来てくれる人なりの責任を持って遊びに来てね(笑))


一昨日そのわざわざ北海道から来て下さった方。

実は・・・



「洋服少しも見てない!」



19時くらいに店に到着して(恒例のGW来店も含めて4,5回目の来店だけど道に迷ったのもあったらしいけど)終電間近の23時ちょっと過ぎまでだったから4時間くらい?


「疲れたでしょ?まぁまぁとりあえずコーヒーでも飲みましょうよ」


的な感じでまずは座ってもらったりしてすぐにあれこれと話を始めて(しかもちょっと他の人もいたからそれぞれ自己紹介とかもしてさ)それが盛り上がり過ぎちゃってね。。。

気がついたらもう終電間近だった!!!


『わぁ!もう終電じゃん!!!』ってなっちゃって、「あわわ!!!全然洋服見てないし!」とかね。




えぇ。

冒頭の方で『ただで帰すわけにはいかん!』とか言っておきながらコレですよ。

でも、ありがたいことに帰り間際にその人に言ってもらえたのは「また次は来年のGWになっちゃうと思うけど、また来ますからね」って。

さらに最高に嬉しかったのはこの方が帰る時まで一緒に話をしてた俺の兄弟分のことも気に入ってくれたみたいで


「あの、まさるさん(俺の兄弟分ね)もし来年俺が来る時に声かけたらまた逢いたいです。手前でウラノさんに来る日取り伝えますから。」って言ってくれて。

もちろん俺の兄弟分も。

『もちろん!また逢いましょうよ!次は飲みにでもいきましょ』って返事をする。





こんな商売だしさ、日銭暮らしだしいつまで続けられるもんかは分からない。(ひと月、ふた月くらい売上少なかったらアウトだもんね。こんな仕事)

こんなやり方だから1日に相手が出来る人数は俺の体の体力も精神力も含めて限られてる。ってことは稼ぎだって知れたもん。

でも、5分だ10分で試着だけしてもらって「ありがとうございました」ってお金を受け取りたくはないし、それだけで帰したくない。

ただの俺のわがままだって分かってるし、それについて来てくれてるうちのイタウ部長の稼ぎだってこれだと増えないからって思うこともあるけど、それでもこのスタイル、スタンス、なによりマインドを変えたいとは思わない。



Tシャツ1枚、パンツ1本、ブーツ1足。



どのアイテムでも全力のマインドを注ぎ込んで作っているつもり。
商品は買ってもらった瞬間からは「その人のモノ」になる。

だから変な話、買ったその日からはそのモノをどうしようがその人の勝手だよね。

でも、そのモノがどういう想いとしてその人の手の中に残るのかは俺にとってはとても大切なことなんだ。

いつの日か、「もうコレ捨てようかな」とか思った時に「これあいつの店であの時買ったんだ」とか思ってくれたら嬉しいな。(そんとき俺はもうこの仕事してないかもしれないけどさ)

で、もっと嬉しいのは「やっぱりなんとなく捨てるの悪いなぁ」とか思ってくれたら最高だよね。


なんとなく言いたいこと分かってくれると思ってる。




もちろん、現実的にここまでこれない人。
通販でいつも買って下さっている大切なFAMILYの方々も居てくれる。

逢えたら良いなと思う。
出来れば「ありがとうございます」って自分の声と共に渡したい。
でも、それが出来ないから手紙を書く。
少しでもメールをする。言葉を書く。
精一杯。


それが俺の店のやり方だし、それが俺の接客だと思っているから。




11日には高橋さんが店に立ってくれる。

13日にはJくんが立つ。




同じことだと思うんだ。

「誰から買うか」

そうなってくれたら嬉しいと思う。

もちろん同時に「俺はウラノさんから買いたい」と言わせたい。(笑)

負けてらんねぇよ。




洋服屋じゃなかったら、きっと人とは付き合わない。
元々がネクラの人見知りだから。
街にも出ない。
人が苦手だから。
自分の城(Garage EDEN)だから自分自身を作ることが出来る。

俺の大切な場所。

それが俺以外の誰かにとっても大切な場所で在れたらそんなにありがたいことはない。

こんな自分が生かされて、生きていることの証明でもあり存在の理由はそういうことかもしれない。





ありがたいことで、そんな訳で一昨日と昨日と来てくれたFAMILYの全ての方がこの2型のどちらかのパンツを全員(あ、その洋服を一切見れなかった北海道の方とうちのカミさん以外)が買ってくれた。(それはそれですごいことだねぇ)




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>>>  722_B Old Name 「 NO FORK 」
 
RUB HORSE CLOTH N-1型セミフレアカットシルエットスラックス






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>>>   724_B Old Name 「 RAINBOW FLOWER 」
 
RUB HORSE CLOTH ROT-9型 アンクルフレア変形スラックス






* 完売サイズに関しても御注文頂ければ4,5週間で製作が可能ですので気になる方は声かけて下さいね。







こんなやり方しか出来ない俺だけど、もしこんな店に、俺に興味を持って遊びに来てくれたら嬉しいです。別に面白いことがしゃべれる訳でもないし接客が上手だとは思わないけど、それでも特別な想いで来てくれる人を俺は想っています。



こんなに書くつもりじゃなかったんだけどね、書き始めたら色々と書いてしまいました。(いつもの倍くらい時間掛かっちゃった)


さて、俺の仕事はまだ続きます。そして俺なりのGWの仕事を「楽しみ」ます。
みなさんもGW後半あとちょっと楽しんで下さいね。


「なにか」あればいつでもなんでも(リアルに商品のコト以外でもOKですよ)声かけて下さいな。







Text by.

THEE OLD CIRCUS & Garage EDEN / ウラノタカヒロ (Urano Takahiro)




「 いつも通りの END ROLL 」
 

1日3組だけの予約制の洋服屋「オートクチュール接客」=『Garage EDEN』

// ブーツカットにエンジニアブーツ、それにあとはただの白シャツ // それがうちのスタイル

THEE OLD CIRCUS(ジ・オールド・サーカス)& OLD GT(オールド・ジーティー)
+ ICARNATION(インカネーション form ITALY.)




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