2017051001



* 2017_05_10_01

『 今日は久々のお休みですが月曜日にブログをサボってしまったのでちゃんと更新してからお休みします。。。  』

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「足元」へ「想い」を込めて とても「大切」な「残骸」



* 普通はきっとあり得ないことであり、感情かもしれないけれど僕ら(少なくとも俺には)にはとてもグッとくる写真だと思います。そんなある意味での「残骸」。



まずトップの写真で使ったこの写真自体が気になると思います。

これは一体何かというと・・・



さてさて。






分かる?







分からないでしょ?






いや、なんとなくは分かるよね?








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これは「大切な残骸」です。

数年なんて軽い言葉では言えないほど(実際には5年以上もほぼ毎日に近いくらいずっと履いてくれていた)履き潰したうちのエンジニアブーツ(CB-413のエンジニアブーツのもっと前のモデルではあるけれど)履き古されたブーツのリペア後に職人さんが取っておいてくれたその時最後についていたブーツのパーツです。


後日またビフォー(リペア前)とアフター(リペア後)の写真もつけて全体的にどういう感じでリペア(というよりはほぼ今回は完全に近いほどの手術になったわけだけど)したのか。







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これは普段足を入れて足裏が触れているインソールの部分のパーツ。
踵部分のレザーは朽ち果ててほぼ無くなっているのが分かってもらえると思う。(笑)




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雨や汗、ホコリ、泥など。

これを「ただの汚れ」と言えばそれで終わり。


でも、これってきっと男の美学だと俺は思っています。


差別ではないけれど、女子にはなかなか理解が難しい感じだと思います。



常々「美しく汚れ朽ちていくこと」について自分なりに書いたりもしているつもり。

そういった中でこのブーツはその最高の姿だと思った。




ハッキリ言えば、ここまでのリペア内容と、そこに掛かる費用で言えば新品を買い直すことを検討しても良い程にお金が掛かる。

時間も2ヶ月以上頂いた。

リペア職人とも相談して、「どこまでいけますか?」と俺が言った時に職人も「本人がこいつに思い入れがあるなら全力で仕上げます」と言ってくれた。

依頼主(それも今度書くけどみんなも知っている人だと思いますよ)も「直せるならこいつをまた履きたい」と言ってくれた。




これも正直なところ、リペア代というのは俺は基本原価しか頂いておりません。
これは職人にやってもらうことなので、商品を売るということにはならないので、あくまで実費分だけ頂戴しています。

だから俺、うちの会社としては新しいブーツを買ってもらった方がもちろんお金になります。


でも、でもね。


そうじゃないのが嬉しいんだ。

ここまで履いてくれて、そしてそれをまたこれからも履いてくれるなんていう気持ちがさ。

そう思わなかったらこんな風にリペアの紹介しないしね。



使い捨てじゃない、そこには大切な「想い」が宿ってる。
5年履いたら、5年はこのブーツはその人との人生を一緒に歩んだことになるでしょ?
それって俺にとっては本当に心の底から大切なことなんだ。
もちろん24時間毎日5年間履いてたわけじゃなくてもさ。
なんとなくでもいいからそんな想いが伝わってくれたら良いなと俺は思う。



掃いて捨てるほどにこの世はモノで溢れてる。

俺自身モノを生み出す人間としてはそれの片棒を担いでると思ってる。

そんな中でのモノと自分。モノと誰か(それは買って下さるFAMILYみんな)はどう思い、どういう想いでモノと向き合ってくれているのか。




簡単に売りたくないし、簡単に買ってもらいたいとは思わない。

だから自分が作り、自分で売り、自分の言葉で少しでも伝われば良いなと。

そんな風に思っています。


売りっぱなしにするつもりなど毛頭ございません。
リペア、アフターケア、どんなモノでも自分なりの責任を負いたいと思う。
自分で作り出したモノだから。

なにかあればなんでも気軽に(でも礼儀は大切よ。お互いにね)ご相談下さい。









Text by.

THEE OLD CIRCUS & Garage EDEN / ウラノタカヒロ (Urano Takahiro)




「 いつも通りの END ROLL 」
 

1日3組だけの予約制の洋服屋「オートクチュール接客」=『Garage EDEN』

// ブーツカットにエンジニアブーツ、それにあとはただの白シャツ // それがうちのスタイル

THEE OLD CIRCUS(ジ・オールド・サーカス)& OLD GT(オールド・ジーティー)
+ ICARNATION(インカネーション form ITALY.)




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