* 2017_09_25_01
『 これは・・・ほんの一部のアイテムたちですが・・・。 』
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" I LOVE 革 MONO "
// たまには「ちゃんとしたネタ」を、とか思ったりして昨日の夕方からの作業風景のヒトコマを紹介 //
俺は何年もここでブログを書いていますが、まだまだ文章はうまくならないなぁと良く思います。
ただ、ジョンくんに至っては自分の人生自体で人に見せるような文章を書くこと自体が学業での作文以来のことで、相当に苦戦をしております。僭越ながらもジョンくんが書いた文章を俺が添削をしたり、赤ペン先生(にしては出来の悪い先生ですが)的なこともしながら書いてもらっています。
そんな訳で1つの更新の為に撮影〜作文〜校了までまだまだ時間が掛かりそうです。
EDENという店のショップスタッフとして成長過程としてという考慮はあるものの、あまりにも稚拙過ぎる文面を載せることは俺としてはFAMILYの方々に失礼だとも思っておりますので、その辺りはご容赦頂きつつ、ぜひ御一読頂きながら皆様もジョンくんの成長をどうか生ぬるく見守って頂ければこれ幸いに思っております。
俺はどうしても自分自身で作っているアイテムたちであるという主観的な目線になった書き口になったりします。
ジョンくんはというとそういう意味ではショップスタッフという意味合いを持って俺とはまた別角度の切り口や温度、熱量で商品紹介をメインに書いてくれると思っています。
・・・ふー、しかし人になにかを教えるという自分にとっての慣れない作業はどうしたって苦手なものです。自分自身は人に教わることも人の下で覚えることも苦手な人生だったもんですから(常に口癖は「我が拳は我流」(by 雲のジュウザ)でございます)2人して考えながら共に成長していこうと思っています。
さてさて、そんなこんなで接客等々で週末は忙しくさせて頂きました。
予約の要らないフリー営業という週末のスタイルらしく、まさかの方がまさかの現れ方をしたり(だって普段年に1度くらいしか来れないハズの北海道からのFAMILYが出し抜けに遊びに来てくれたり!)もあって嬉しく楽しい時間でした。
週明けですので落ち着いて商品紹介が良いかとも思ったんですが、ジョンくんにブログを書く話などをしていると自分自身も顧みて反省というか、ネタについてももう一度考え直してみたりする機会にもなりました。
実際は頭では分かっていても日々の忙しさにかまけてなかなか自分で思ったようなネタが書けなかったり、その為の準備が出来なかったりもするんですよね。
で、そんな訳で今日はちょっとイレギュラーな投稿です。
昨日の夕方前から(日曜日というのは大抵早めの時間に来店のピークがあって夕方からはみんなサザエさんを観る為にきっと帰宅して月曜日からの仕事に備えるのだろうから少し手が空く)少しだけ私物や常備しているレザーサンプルの手入れをしていた。
秋の入り口(東京はまだまだ昼間は暑いくらいだ)の涼しい風も入りつつも作業で汗ダクになった。
写真自体は今日の朝イチからの仕上げの風景。
昨日のうちに一通りの汚れを専用のリムーバー(汚れ除去液)で落としたりして、その後に今季の新作などのフィニッシュ加工にも用いている(SPRAY WASH)「門外不出の秘密の混合薬液」を使って、オイルの入れ直しの作業。
私物のレザーウェアの古いモノになると10年近いモノもあるし、5,6年前のアイテムなども現役で俺は着用しているのでそれはそれは正直たくさんある。
作業可能なスペースも限られているので順番に手入れをしていく。
さすがに10年選手に近いアイテムの中で特に革パンのように年中穿き、かつウェア以上に負荷の掛かりやすいアイテムはオイルの抜けも出てはくる。パンツはお尻の部分などは地面に座ったり椅子に座ったりでしっかりと擦れてくるし、膝にはすさまじいシワも出来るしね。
いつもスタイリングなどの写真でも穿いている俺の革パン。
最初は凶暴な程の硬さを持つ IRON LEATHER(ホースレザー)でさえここまで穿けば正直デニムよりも柔かい。それは革特有のナチュラルなストレッチ感が生まれるからだ。
オイルの入れ直しで表面の擦れで色抜けした部分にも色の深みが戻って、また濃い黒の色が戻っていく。
ひとしきりの作業を終えて、呼吸を整えながら(新作の分の加工もそうだったけど、結構作業は疲れるんだよ)煙草に火をつけて、写真の構図の位置から革たちを眺める。
それぞれに刻まれたシワは「俺だけのモノ」で、こうして並べてみたらちょっと自分で感動してしまった。
汚れていく美しさ。
汚れという言葉と美という言葉は本来は対極に存在する言葉だろうと思うけど、俺の中ではとてもそれは違和感なく自然なモノとしての集大成への道であり表現の言葉でもある。
ある種の究極の矛盾(矛盾を超えるという意味での超矛盾的)な中に最高なモノに「育っていく」。
それが革というアイテムの良さであり、美学だと俺は思っています。
ちょっと話は脱線するけど、知っての通り俺は車やバイクが大好きです。
革と同じくその造形美が好きだし、革も好きだけど金属も好きです。
安室ちゃんの引退じゃないけど、(40歳の誕生日に発表だったんだよね?)俺も来年40歳になります。頭の中はずっと10代(それはそれで問題だ・・・)だけど、単純に残っている時間がそんなにあるわけではないと思ってしまう。
別にそれが嫌だとかネガティブな意味ではなく、ただ単純計算でその砂時計は誰にも、俺にも止められるもんではないってことだけ。
そういった中で、あと何台の車に乗れるだろう?
あれも乗ってみたかった、これも欲しかった。
車で言えば現実的にワン子供も居て、カミさんも居て。
現実がある。
本当は・・・アメリカンヴィンテージのマッスルカー(もちろんマスタングとかチャレンジャーとかのこと)にも乗りたかったけど、もう無理だろうな。
お金儲けの才能もないみたいだし。(笑)←お金があればセカンドカーならとか思うよね。
バイクはもうきっと買わない。
今のパンショベが好きだし、それ以上にって・・・思うけど、、、現実無理。
十分な贅沢。
車はきっとあと2台とか3台が限界かな。
直しながら1台を最低10年とか乗りたい人だから。
革も同じ。
どのくらいの自分自身の革と付き合えるだろう。
そんなことを思う。
どのくらいの深く美しいシワをその革たちに刻んでいけるのか。
流行り廃りは気にもしないし、もともと興味がないらしい。
「好き」な「モノ」(洋服に限らず、車、バイク、音楽、小説などなど)が在ればそれでいい。
毎日履くブーツ、シャツ。
毎日見てもカッコいいと思えるから。
一種のもう病気だね。(笑)
でも、それでいいんだって思うし、実際にこうやって壁に並べてみて「やっぱりそうなのだ」と思った訳です。
もし、そんな似たような感覚を持ってもらえたり、共感してもらえたら俺はそれが本望です。
さて、長くなりました。
もし、うちの革をお持ちの方でリペア、手入れなどについて質問などがあればどうぞお気軽に。
(もちろんレザー以外の全てのアイテムお答えします)
「自分でやるのが不安だからウラノやってよ」って言うのでしたら送ってくれたら手入れをしてお返し致します。(無料でいいけど送料だけよろしくね)
幸か不幸か5万枚も売っているようなブランドじゃないです。
せいぜいレザーアイテムの販売数も知れています。
だからそんなことも言えると思っています。(だってさすがに100枚とか送られてきたら作業に半年くらい掛かっちゃうもん)
懇意にしてくれるFAMILYとは俺なりに深く付き合います。
それをしたいから自分のキャパ以上に売りたくもないし売れなくもないです。(まぁある意味での言い訳かもだけどさ)
でも、だからこそ本当の意味でモノを通じてその先にいる人、あなたを俺はFAMILYと呼ぶのです。
もしこの記事がいいなぁと思ったら・・・
もしよかったら・・・
・・・
新作レザーも買ってね。(笑)
革と共に生きる人生。
楽しいと思いますし、人生が少しまた楽しくなるかもしれないですよ。
全アイテムラインナップはこちらへどうぞ >>> Garage EDEN WEB STORE
Text by.
THEE OLD CIRCUS & Garage EDEN / ウラノタカヒロ (Urano Takahiro)
「オートクチュール接客」=『Garage EDEN』
// ブーツカットにエンジニアブーツ、それにあとはただの白シャツ // それがうちのスタイル
THEE OLD CIRCUS(ジ・オールド・サーカス)& OLD GT(オールド・ジーティー)
+ ICARNATION(インカネーション form ITALY.)
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