2017102601



* 2017_10_26_01

『 今日は真面目に(いや、いつも真面目は真面目のつもりなんだけど)今季のオススメパンツをご紹介。特殊構造の裏側を説明するので絶対読んだ方がいいよ。 』

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 




 " サイズ違いで2本も買ってしまったオススメの立体ドローイングパンツの特殊構造の裏側説明 " 



 // まさかのサイズ0と1で2本買ってしまったパンツ・・・マジでオススメ // 




今日はちゃんと(?)洋服の紹介をしよう。

このブログを書くためにあれこれと少し時間を掛けて資料作りをしたのでよかったら最後まで読んでもらえると嬉しいなぁ。

そしてこれをぜひお買い物の検討材料の参考にしてもらえたらば幸いです。

ではでは。

今日はこのパンツ。




7363(ROT-9 ジョッパー)_RUST SWING01





WEB STORE   >>>

Thee OLD CIRCUS - 1973 -

7363 Old Name 「 RUST SWING 」
 
カスタム ROT-9 FAK ストレッチ シューフレアカットパンツ
 
Price // 33,480 yen( 31,000 )
 
C - 95 , Pu - 5 
 
Finish // ONE WASH FINISH


* カラー違いの DUSTY KHAKI もございます。





個人的にあまりにも気に入りすぎてまさかのサイズ0とサイズ1との2本買いをしてしまいました。(かなりのレアケース)



「ROT-9」と名付けてここ数年リリースしているパンツをベースにしたアイテムで、ROT=「朽ちる」という意味を持つパンツラインです。

俺自身のドローイング(落書き)をベースに型紙師とセッションを繰り返して構築していったシルエットラインです。



俺のデザインのやり方、考え方、実際の取り組み方を少し話すと俺は「他の」どこからもアイデアソースを入れることはありません。要は人の服というのは自分自身にとってはまったく乖離(ある意味での隔離にも近い考え)されたところでデザインを行います。

真っ白な紙に絵を描き始めて勝手に頭の中で構築した絵をそこに吐き出していく。
普段から他さんの洋服を見る機会はないし(出掛けないし出掛けたとしても洋服屋には行くことはないし)雑誌もネットもほとんど見ないのでそういった他からの影響というのがあまり頭の中のストックに存在しない。

どこから絵を作り出すのか?

今ではもう今までに自分自身が作った過去のアイテムをベースに考えて、それらを全て一度解体、破壊して再構築するのが俺の今のデザイン作業。

今日紹介するドローイングから生まれたこのパンツなどに関して言えば今までのROT-9をベースに実際にそのパンツをハンガーに掛けて、そこにチャコペン(裁縫などで使う布専用のペンね)やテープを貼り付けてラインを探していったり、手作業で針と糸を用いてどこかをつまんだり、縫ったりして新しい「より素敵だと思える」形を探し続けている。


そんな自分の頭の中で生まれたアイテムたちが、モノたちがカタチとなってこの世界に生まれていく。




2017102602





写真の左側に線になっている部分がこのROT-9の特徴です。

点線の部分はパンツの裏側に流れていく切り替え線のラインを表しています。

本来ベーシックなパンツは写真右の赤い点線の部分(パンツの外脇)に縫い目が入りますが、ROT-9ではこの外側に縫い目を作らず、内側(内腿〜裾)にのみ縫い目を作り、フロント部分から大きくスパイラル状に湾曲させた縫い目(シーム)のラインで全体に特殊な立体性を持たせて作っています。




2017102603





縫い目だけでなくさらに膝の内側にあたる部分に立体的なタック(生地を畳んでそこに隙間的空間を生み出すことで本来は運動可動域を増やす為のミリタリーアイテムなどに使用されてきたデザインワークの1つだね)を加えて、このタックで生地をつまむことでさらに湾曲したラインと実際的な膝部分の運動可動域を作っている。

実際に穿いてもらえば分かるのだけれど、このシルエットラインはヒップ〜太腿(ワタリとも言う)にかけてはわざと大きめなゆとりを持たせている(たぶんだけどうちで言う「大きな」は他さんでいう「普通または普通以下」に細いのだろうけど)で、モモのゆとり部分から急激に膝へシャープした細さを持ち、そこから裾に掛けてはふくらはぎに沿うように流れたラインでそのまま裾は僅かにフレアを持たせたシューフレアカットに仕上がっている。

極端で急激にモモ〜膝を絞るのでこの立体タックがないとあまりにも膝部分が窮屈になるので、実際的な意味においてもこのタックというのがとても大切な部分にもなる。また着用時にはこのタックが膝の部分に生地の溜まりを作り出すので、パンツ全体がタイトながらもどっしりとしたボリューム感が生まれて、存在感がより生きると思っています。



着用するとこんな感じ。

まずは俺の完全なジャストサイズのサイズ0での着用。




IMG_0542





IMG_0543





IMG_0544





IMG_0545





IMG_0546





IMG_0547





IMG_0548





狭すぎず、広すぎないフレアシューカットなのでこういったシャフトの細いインカネーション(incarnation)のブーツなどとも相性が良いです。

下半身全体がシャープな印象になりますね。




着用ブーツ

WEB STORE   >>>

incarnation(インカネーション)

11313-71555 Name 「 HORSE BUTT BACK ZIP ONE PIECE BOOTS 」
 
Price // OPEN ( 価格はお問い合わせ下さい )
 
HORSE - 100

Finish // HAND DYED FINISH ( Primitivdyed )


* 着用はアフターカスタムソールタイプ(私物)





続いてはエンジニアブーツでの着用。





IMG_0549




IMG_0549





IMG_0550





IMG_0551





IMG_0552





IMG_0553





IMG_0554






特徴としてもだし強くオススメ出来る理由がこのバランス。

ギリギリのフレア感を持ったシューフレアカットなので、タイトな膝下のラインでありながらもエンジニアブーツのシャフト(筒)がギリギリ入る。

それでいて、ブーツインなどのスタイルにも対応出来るパンツだというのもまた良い部分だね。




着用エンジニアブーツ

WEB STORE   >>>

THEE OLD CIRCUS - OLD NUMBER -
 
CB-413
 
Old Name 「 RADIO 」

Price // 84,240 yen (78,000)

COW-100




そんでもって、わざとワンサイズアップ的なサイズ1も買ってしまったのでこちらも着用参考に。


・・・



デスクワークが多い日はちょっとラフにこちらのサイズ1を着用して、週末などの接客多めの日にはビタビタのサイズ0を着用していることが多いかなぁ。




IMG_0555





IMG_0557





IMG_0558





IMG_0559





IMG_0560





IMG_0561





サイズを0から1へ変えても膝から裾に掛けては元々かなりのタイト感だからサイズを変えても大きな違いが出るのはヒップ〜モモに掛けてのゆとり感です。

このバランスで穿くとイメージ的には少し変形サルエルパンツやジョッパーズな匂いも出ますね。
スタイルの幅に合わせて選んでもらえると良いかもしれません。





IMG_0562





IMG_0563





IMG_0564





IMG_0565





IMG_0566





IMG_0567





IMG_0568





IMG_0569





IMG_0570





ここ最近のプライベートスタイル(要は私物だな)でのお気に入りはこんな感じ。

ジャケットもパンツもどちらもクールすぎないのがちょうどいい。

バシッとしながらも、どこかで崩す(というか俺が着るとほぼなんでも勝手に崩れてしまうけどさ・・・なぜなんだろうね・・・)そういったスタイルが好きですし、カッコいいのに肩肘を張りすぎないのが大切だと思っている。



ふぅ。


洋服のことを真面目に書くと疲れるね。(笑)

いつもよりしっかりと時間を掛けて書きました。(2時間?)

よかったらぜひ参考に。

質問や疑問やその他なんでもいつでもお気軽にお問い合わせください。

店頭でも通販でもお待ちしております。




Garage EDEN WEB STORE はこちらへどうぞ   >>>   WEB STORE






Text by.

THEE OLD CIRCUS & Garage EDEN / ウラノタカヒロ (Urano Takahiro)


                                      

「オートクチュール接客」=『Garage EDEN』

// ブーツカットにエンジニアブーツ、それにあとはただの白シャツ // それがうちのスタイル

Thee OLD CIRCUS(ジ・オールド・サーカス)& Old GT(オールド・ジーティー)
+ incarnation(インカネーション form ITALY.)

                                      

* 営業に関して詳しくは こちら 又は HP内説明 をご覧下さい。


* 来店予約、御意見や感想、質問などはお気軽にこちらからどうぞ>>> CONTACT

メルマガの配信を行っております。 >>>  Garage EDEN メルマガ(登録、解除も簡単です)

* お問い合わせの際に一部のメールアドレスの方への返信が届いていないという不具合が出ております。迷惑メール等のフィルターによって届かないケースもあるようなので、メール後24時間以内に返信がない場合は大変お手数ですが再度メールを頂くかお電話にてお問い合わせをお願い致します。頂いたメールには必ず返信するようにしております。

                                      

「 Garage EDEN 公式 LINE 」を作りました

▼▼▼ (画像をクリックして頂くとスマホの場合はそのまま自動で登録出来ます。PCでご覧の方はQRコードが出ますのでそれをスマートフォンでパシャりとやるといいらしいです)

1 2

商品に関することやその他なんでもぜひお気軽にご利用下さい。インカネーションやThee OLD CIRCUS - 9 - などオープンプライスの商品の値段などのお問い合わせにも便利ですし、予約営業日の当日予約などタイムリーなご質問への対応が可能となっております。


グループトークと違いあくまで1対1での個別トーク対応(JBウラノ又ジョンが対応します)となりますので、ご質問の内容や個人のIDなどは周囲の方には分からないようになっておりますのでどうぞご安心下さい。