今日のブログはこの間の続きです。
先日このタンクトップに関してのブログをアップしたら、その日の店頭などで何枚か売れてくれてそういうのってやっぱり嬉しいなぁと思います。
「参考になりました」
とか言われると、単純にこうやって時間を掛けてブログを書くことの意味のようなことも見出だせたりしている。
さて、では続きを書こうと思います。
アイテム自体はこちらになります。
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全部で3色(ホワイト、ブラック、ライトグレー)であります。
この3色を「いい具合」に混ぜることが今回の大きな提案です。
混ぜるとは?
うんうん。
そうなんです。
混ぜるのです。
正確に言うと「重ねて色を混ぜる」のです・・・。
まずは単体での着用をさらりと載せます。
素材には「レーヨン」を使用しています。(100%)
レーヨンというのはその素材そのものが独特で、きれいなツヤ(鈍く光る光沢)がありながら、糸自体に重さがあり生地になると「すとーん」と落ちるような要素があります。
これを僕らは「生地の落ち感」と表現します。
つまり、裾へ向かって生地そのものの重さを利用して落ちていくようなイメージです。
今回はその落ち感を利用して裾にドレープ(生地の余り部分)がキレイに出来るように、丈の長さをわざと長くしてあります。
生地自体が下へと落ちるので、裾付近で生地を溜めてくれてもいいし、下まで本当にストーンと伸ばして着ても良いと思います。
これをコットン100%の生地などで作るとレーヨンと違って腰辺りに大きく溜まるのですが、今回はとにかく「2枚を重ねる」というのをメインテーマにこのタンクトップを作ったので生地同士が重なり合っても生地同士がくっつくことなくそれぞれが1枚づつある意味では分離した状態でキレイに重なり合いが出来ます。
(イメージでいうと例えばガーゼのような素材だと2枚が逆にくっつきあってキレイなレイヤードは出づらい)
こういったレーヨンの特性を生かしてレイヤードの提案をしたいと思います。
では次の写真を見て下さい。
ほい。
ホワイト×グレーのカラーで重ねてみました。
それぞれが分離した状態で2枚が重なるのでメリットとしては「重なりで生まれるボッテリ感がない」という部分です。
これが生地同士が密着しすぎてしまう生地だと体が膨張してみえてしまうのでこのレーヨンのタンクトップだとそういった感じにならずにオススメなのです。
ちょっとこの写真だけだと分かりづらいんですけど、生地はフライスという編み方をしているので大きく横に伸縮します。(びよ〜んって感じ)
なので、かなりタイトに着ても全く問題なく体に吸い付いていかにもインナーウェア、アンダーウェアらしいフィット感になります。
で、昨日も掲載した写真。
さっきのレイヤードのタンクトップの上からジャケットを羽織ってみた。
ジャケットの裾からもタンクトップが見えることで体全体を縦長に見せることで、体の線をキレイに見せる効果があるのです。
ブルゾン丈のようなショートレングスの際にはこういった感じ。
1枚目の写真と3枚目の写真を見比べて貰えば分かる通り、タンクトップの裾を伸ばして着ることも出来るし、腰付近に溜めて着ることが両方出来る。
腰辺りに溜めて着てもタンクトップ1枚づつの生地自体はかなり薄手にしているので、溜まり感もちょうどよく収まります。これが生地が厚すぎるとボリュームが出すぎてしまってこのスタイルは作ることが出来ません。
アップで見るとこんな感じにホワイトのメインのタンクトップの下から僅かに見えるグレーの色合いがあることでスタイル全体に色のグラデーションが出来るので奥行きのあるスタイリングとなります。
色の重ね方の順番を色々と入れ替えてみました。
また見える印象が大きく変わりますね。
・・・
そう、つまり3色持っていると。。。
ホワイト×グレー
ホワイト×ブラック
グレー×ホワイト
グレー×ブラック
ブラック×ホワイト
ブラック×グレー
+それぞれの単体着用3種
重ね方のバリエーションが沢山になるので上に羽織るアイテムによって相当数の色合わせが出来ることになるのです。
さらにはこんな感じにも使うことが出来ます。
タンクトップ単体がレーヨンの素材で作られている為「滑りが良い」のでこのタンクトップの重ね着以外にも他の素材とのコンビネーションで合わせても良いのです。
多くのアイテムはこのタンクトップほどの丈の長さはないので、このタンクトップを裾からチラ見せすることが出来ます。
お手持ちのインナーウェアと組み合わせることでこれまた無限大のバリエーションで着ることが出来ますね。
この2枚の写真などは典型的。
裾辺りにほんの僅か、「差し色」が入ることで全体のスタイリングの印象は大きく(ある意味では劇的に)変化をします。
「洒落てみせる」
「シャレて魅せる」
ってのはこういう部分に現れるのではないでしょうか?
最後にカットソーの組み合わせの全体写真を載せましょうか。
「タンクトップ」=「インナー、下着」
そういったイメージのアイテムだと思います。
レザーのウェア、ジャケット、ブーツやパンツ、もしくはシャツ。
そういったメインとなりがちなアイテムに比べたら主役は勝ち取れないアイテムかもしれません。でも、料理の下味に「普通の塩」なのか「フランスの高級塩」なのかは出来上がりの料理の味に大きく影響します。
・・・今思いついた例だけど、これってかなり言い当て妙なフレーズではないでしょうか?(笑)
料理が趣味な僕なので余計に思いますね。。。
同時に自分で言うのもなんだけど、タンクトップの割にはもちろん高いです。
でも、この理由をしっかりと読んでもらえたらどうしてもそうなってしまう理由も少しは理解してもらえるのではないかとも思います。素材にしっかりと拘って(もちろんかなり生地が高いモノだったし)意味のあるモノを作ろうと思ったらこうなってしまいました。けれど、その分本当の意味で、意味のあるモノに仕上がっていますので良かったらぜひとも購入を検討してみて下さいね。
ちなみに・・・
僕が普段の料理の「仕上げ」に使っているのはこのお塩です。高いので全部の料理に使う訳ではない(例えばパスタを茹でる時に入れるお塩などはこれじゃないもっと安いのを使うとかね)ですが、仕上げの味付けなどに使うと全然旨味が違います。ほんのりと甘くて単体で舐めてみると分かるのですが「あぁお塩ってやっぱりすごいなぁ」と感動します。
// ブーツカットにエンジニアブーツ、それにあとはただの白シャツ // それがうちのスタイル
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